tedukurikotoba (2563)

心臓が強い

【漢字】心臓が強い 【読み】しんぞうがつよい 【意味】何事にも平然としている。厚かましい。図々しい。 【例文1】心臓が強い男は女性に嫌われる。 【例文2】心臓が強くてドン引き。 心臓が強いとは図々しい。どんな状況でも平然としていられる人のことを言います。 似た言葉に心臓に毛が生えているというのがあります。どちらにせよ、 あまり言われたくない言葉ですね。 接客業・サービス業の仕事をしていると本当にいろいろなお客さんがいるわけで。 中でも一番いやな客は私が勤務している定食屋に平気でおにぎりやお茶を持ち込みして頼むメニューは1杯のかけそばかかけうどんのみで2時間は居座るという常連客がいます。お店には持ち込み禁止の張り紙や決まりはないので、客の自由だが、なんとも心臓が強い人です。夕方のごったがえしている時にはさすがにお待ちのお客さんがいますのでとお断りさせてもらっています。本当に空気も読めないとはまさにこの客だと思います。少なくとも自分の知り合いや身内にそんな心臓が強い人にはなってほしくはありません。きっとよそでも厚かましい態度取っているんだろうなとスタッフみんなで言っています。だっていつも一人ですもの。家族も友人もいなさそうだし。ていうかこんな人と一緒に食事に出かけたくないですよね。周りの目もあるし。

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謹厳実直

【漢字】謹厳実直 【読み】きんげんじっちょく 【意味】正直で誠実な人。 【例文1】彼女は職場や友人の間でも謹厳実直だと評判だ。 【例文2】伴侶は謹厳実直な人がいい。 私がまだ現在の実家に越してくる前、もっと山奥の町に住んでいた頃から、うちの父と交流のあるおじさんがいました。すごく優しいおじさんで、まじめで、父がどちらかというとお笑いタイプだったので真反対でした(笑)頼まれたら嫌とは言わない、まっすぐな人間という感じです。 たまたま私と同じ年齢の娘がいて、小さな町だったので同じ保育園に入り、お母さんにもときどき会いました。 その娘さんとはもちろん友達になり、小学校に上がってもたまに遊んでいました。その子には他にお姉さんが2人いて、私も顔見知りでした。2人とも5歳以上年上で、悪い人たちではなく、どこかで会うとときどき挨拶していました。 ですが、小学校高学年になったとき、友達は家を引っ越しました。そこに遊びに行くと、お母さんとお姉さんが見当たらず、何となく子どもながらに、おじさんとおばさんが離婚しちゃったんだなとわかりました。 友達とはそのあと中学生ほどの頃には、お互い別の友人も増えほとんど遊びませんでしたが、2年ぶりくらいに学校帰りに寄ったのは、離婚したお母さんの新しいおうちでした。その時に知ったのが、実は友達のお父さんは、彼女のお母さんの3番目の旦那さんで、今はまた四人目の旦那さんと暮らしているとのこと。正直中学生ながら、おばさんに疑問を感じずにはいられませんでしたが、そこはよそのご家庭のことですから、特段入れ込むようなこともしないまま、付き合っていました(親の言いつけでもあり)。ただ、友人の父であるおじさんは、相変わらずいい人で、私達兄弟と、娘である友達を、みんなまとまて大きな車で、よく遊びに連れ立ってくれました。冬はスキーも教わりました。 時は流れ成人したあと、彼女に会いました。彼女は高校卒業後、東京で働いています。仕事や恋愛、みんな色々あるよねなんて話しました。その流れでお父さんどうしているか聞いたところ、60過ぎてもまだ仕事頑張ってること、以前友達と住んでいた古家にまだ住んでいること。そして驚いたのが、彼女のお姉さんたちは、実の母でなく友達のお父さんを今は頼っているということでした。 一時は3人のお父さんだったとはいえ、離婚したので、おじさんと血のつながらないお姉さん達は、縁が切れていると私は思ってました。だけど、おじさんの謹厳実直な性格を考えたら、合点がいきました。寡黙で、照れ屋で、だけど子どもに優しく、時に厳しい。まじめで、信心深い所もありました。きっと、友達のお姉さんの子ども達にも、おじいちゃんとして素晴らしい人であると、私は思います。

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間髪を入れず

【漢字】間髪を入れず 【読み】かんはつをいれず 【意味】髪の毛一本入らないたとえから、少しも余裕がない。間を置かない。 【例文1】都会の電車は間髪をいれずやって来る。 【例文2】不用品家具が多く間髪を入れず部屋が狭い。 昨年兄家族が引っ越しをすることになり、お駄賃に釣られて手伝うことになりました。 新居が近い点や大きな荷物がそれ程無いなど、安心できる点が多かったので、余裕だなと思いながら兄の家へ向かいました。 ところが、荷物を全くまとめていないので、運ぶ前に荷造りをする必要があり、引っ越し作業はかなり難航しました。 一部屋荷造りが終わると、間髪をいれず次の部屋の荷造りをこなしていき、気がつくと夜になっていました。 1日で引っ越しを完了させる予定でしたが、荷物を運ぶ段階にもならなかったため、翌日も手伝うはめになってしまいました。 土曜日に引っ越しの手伝いをして、日曜日はゆっくり過ごす予定でしたが、結局土日を使うことになりテンションを下げ気味に引っ越しの手伝いをしました。 ようやく荷物の搬入も完了して、良かったね!と話していたのもつかの間、大量のゴミを処分場まで運ぶ仕事が残っていました。 間髪をいれず急いでゴミ運びを行い、全て完了したのは日曜日の深夜になりました。 翌日は全身が筋肉痛になってしまい、仕事中ほとんど体を動かさないで過ごしましたが、お駄賃をかなりはずんでくれたので、気持ち的にはあまり負担になりませんでした。 しかし、引っ越し中間髪を入れず作業した時を思い出すと今でもゾッとします。 誰かにある質問をして、間髪を入れずに答えが返ってくることがあります。 たいていそのような場合は、もしかしたら良い答えが返ってくるのではないかと思っていても、予想通りで良くない答えのことが多いような気がします。 そういう場合は諦めて、それに取り組まなければなりません。 期待はしていなかったものの、やはりそうだったかと思わざるを得ません。 私の記憶の中では親子間や会社の上司との間で、たまにこういう間髪を入れずに返答されたことが何度かあります。 自分の方は何とかして、それを逃れたいと思っているのですが、やはりそれは無理だということが、この間髪を入れずの回答で明確になってしまいます。 やはり駄目だったか、と思いつつも、やるしかないので、そのあとは何とか対策を立ててやることになります。 言い付ける側の方は、「やるのは当然でしょ」というような態度です。 確かに相手の立場になってみれば、それも当然のことなのかもしれません。 しかし、そこをなんとかやらない方向にしてもらえないかな、という淡い気持ちがあります。 ですが、淡い気持ちも間髪を入れずに「さっさとやれ」の一言で、泡となって消えて行ってしまいます。 後で自分が甘い考えだったということに気が付くのですが、その時は泡良くば、と考えてしまう自分がいます。

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今泣いた烏がもう笑う

【漢字】今泣いた烏がもう笑う 【読み】いまないたからすがもうわらう 【意味】さっきまで泣いていた子がすぐに機嫌を取りなおして笑う様子。多くは子どもに対して使う。 【例文1】泣きじゃくる子どもにお菓子をやったら今泣いた烏がもう笑う。 【例文2】グズる子どもにおもちゃを与えたら今泣いた烏がもう笑う。 「今泣いた烏がもう笑う」という言葉は主に子どもに使われるみたいですが、自分としても次のようなイメージを持ってます。 それは、自分の欲しかったおもちゃを買ってもらえなかった子どもがその場所を動かずに泣き叫んでしまうような感じです。 何とかそれをなだめながら、子どもの好きなお菓子とか絵本とかを変わりに買ってあげることで少しずつ泣き止んでいき機嫌を直します。 しかし個人的にはその時のにっこりと笑う笑顔が好きです。 おもちゃのことは、すっかり忘れてしまったかのようにお菓子を美味しそうに一生懸命に食べたり、絵本とかを楽しそうに笑いながら眺めてる姿も愛おしいです。 まさに「今泣いた烏がもう笑う」という状況ですが、やっぱり子どもっていうのは基本的には笑顔が一番だし、それが似合う存在だなと思うのです。 実際にそんなシーンを他の子でも見かけることがあるかは分かりませんが、もしもあったら自分の子と同じように可愛いです。 親の立場からみると泣いたからといって何でも買い与えるのは、わがままになるのでそれを避けたいためにしてるとしてるのですが「今泣いた烏がもう笑う」のをしてくれたら嬉しくなります。

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人跡未踏

【漢字】人跡未踏 【読み】じんせきみとう 【意味】人がまだ一度も足を踏み入れたことがない域。 【例文1】人跡未踏のアクセルに挑む。 【例文2】人跡未踏を発掘する。 人がまだ足を踏み入れたことのない地域のことを人跡未踏といわれますが、そこは生物達にとっては楽園の地なのでまだ発見されていない新種がたくさん潜んでいます。人が通った場所でも新種は発見されますが、大きいサイズの生き物は一通り発見されているので、新種が発見されるときというのはミクロの生物ばかりです。しかし、人跡未踏の場所では今まで見たことがない新種もいるのではないかと言われています。人跡未踏の地は地球の中では洞窟の中やジャングルの奥地となりますが、噂になっている人跡未踏の地があったらカメラが潜入してみたら面白いと思います。Youtubeなどでも人跡未踏の動画は魅力的で、誰も入ったことのない地でロケすることがありますが、誰かが入ると他の人も足を踏み入れることになるので、場所は言わないで撮影して欲しいものだと思います。日本だと人跡未踏の地はほとんどないですが、沖ノ島が世界遺産となったことで、女人禁止だったのが今度は男性も禁止となるのではないかといわれています。今後人が入れなくなれば人跡未踏の地となりそうです。沖ノ島は元々神宿る島といわれていてほとんど未開発のままです。世界遺産となると世界中から観光客が訪れるようになるので、いつまでも人跡未踏の場所であって欲しいと願うばかりです。

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