多岐亡羊

【漢字】多岐亡羊
【読み】たきぼうよう
【意味】逃げた羊を追いかけたが、分かれ道が多くどっちに行こうか迷うことから、進路が多すぎて悩む。
【例文1】多岐亡羊だが、好奇心旺盛でなんでもこなす。
【例文2】どの分野にも視野が広がるようにあえて多岐亡羊の道を行く。
【例文3】多岐亡羊を切り開く。

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何かを学ぶときは多岐亡羊にならないように

何かの学問について勉強をするとき、他にも興味が湧いてきてしまって、色々と手を広げ過ぎてしまうことはありませんか。たとえば英語の勉強をしているうちに、もっとたくさんの国の言葉が話せるようになりたいからと、英語を勉強する傍ら、同時に中国語やフランス語を勉強してしまうといったようなことです。もしかすると他国の言語ではなく、歴史について勉強しだすこともあるかもしれません。

ですがこのように多くの学問を一度にこなそうとすると、どれをどのように勉強すれば良いのかが分からなくなってしまい、結局はどの学問も中途半端で終わってしまうことでしょう。ときには「結局自分は何がしたかったのか」と疑問に感じてしまうかもしれません。学ぼうとする学問に色々と手をつけすぎて、挙句の果てに何をすればいいのか迷ってしまうことを、多岐亡羊と言います。こうした状況になってしまうと、広く浅くの知識しか残らず、何かに応用できる力が身に着かない恐れがあります。

もしあなたが何かの学問について勉強したいときは、まずは「どこまで勉強するか」のゴールを決めて、そのゴールに到達してから他の学問の勉強に移りましょう。そうすることで、学んだことが1つ1つ着実に身に着きます。くれぐれも他のことに手をつけだし、やりたいことが色々と迷ってしまって、中途半端で終わらないようにしましょう。