内弁慶の外地蔵
【漢字】内弁慶の外地蔵
【読み】うちべんけいにそとじぞう
【意味】家の中では弁慶のように威張っているが、外では地蔵のように黙っている人。
【例文1】夫は家では威張っているのに、内弁慶の外地蔵だなんて信じられない。
【例文2】上司は会社を出れば内弁慶の外地蔵だ。
【例文3】会社でのストレスが溜まり内弁慶の外地蔵だ。
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私の父親はまさに「内弁慶の外地蔵」な人
私の父親はまさに「内弁慶の外地蔵」な人です。この「内弁慶の外地蔵」(うちべんけいのそとじぞう)という言葉は、ことわざの一つであり、意味としては、弁慶のように家では偉そうな態度や威張ったりしているのに、外ではお地蔵様のようにおとなしいことを表すことわざです。家にいるときは弁慶のように威張って、偉そうな態度を取ったりしているが、外では誰に対してもよく見られようとして、お地蔵様のようなおとなしくしているということです。
私の父親はまさにこのことわざのように、家では私を含めた家族に対して威張り散らしていることが多いのですが、外、特に近所の人からの評判を聞くと、聖人君子のような人と父親を褒め称えることが多いことを考えると、外での父親の態度はまさに誰に対してもよく見られるような振る舞いをしているのではないかと思ってしまいます。普段の家での態度を考えてみると、本当に笑ってしまいます。家では、ただの厄介者と思っていましたが、聖人君子として扱われていたとは本当にびっくりしまいました。
内弁慶の外地蔵は大人達がつくる
私も子どもの頃は、内弁慶の外地蔵と、親から言われていました。その原因は、親にあると私自身は、感じています。こどもの頃から「可愛い、可愛い」で、育てられました。何不自由もない生活。両親も仲良かったのですが、問題は、2人共おしゃべり好きだったのです。田舎なので、特に母は、井戸端を、家でもするのです。自分の子と、他の子を比べるのです。母のようになりたくないと、自然と外では口数が少なくなりました。見た目も物静かな感じなので、人様から「大人しくて、良い子」というイメージが作り上げられたのです。何か問題を起こすと必ず言われる言葉「先生、裏切られました。素直で、良い子だと思ってたのに、信用取り戻すのは、大変な事にのよ!」何人かの先生に言われました。(が.何言っての?この先生、上辺しか見てないのあんたの方でしょ!ぐらいにしか思ってません。)結局家に帰れば、誰かに気を使う必要が無いため、好き放題です。長女である姉が気に入らず、追い掛け回し意地悪をしたりした事もあります。上辺の自分と本当の自分とのギャップに長い間苦しみました。内弁慶外地蔵は、少なからず大人達が、そんな子どもを作り上げている事を気づいて欲しいです。