蓋を開ける
【漢字】蓋を開ける
【読み】ふたをあける
【意味】物事の結果をみる。
【例文1】照れ屋でおとなしい子だったが、社会人となり蓋を開けると才能が 開花した。
【例文2】いざ蓋を開けると化粧映えする顔立ちだった。
【例文3】希望の会社だったが、蓋を開けるとブラックだ。
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蓋を開けるのは緊張してしまうけれど
何事も蓋を開けるのは緊張するか、もしくは楽しみになるのがつきものでしょう。入学や就職、何かしら新しいことが始まる際、ドキドキしたりワクワクしたりするのは仕方ありません。このように新しいことを始めるときは、まるで鼓動が高まるような感情を持つことが多いと考えられます。非常に落ち着いた気持ちで新しいことを始められる人は聞いたことがありません。
何か新しいことが始まる際、特に緊張してしまう人の場合は、新しいことに対して悪いケースを考えてしまいがちではないでしょうか。たとえば「入学しても友達ができなかったら」「就職してもきちんと仕事ができなかったら」といったことです。もちろん何事も上手くいくわけではありませんから、入学して仲が良い友人ができることもあれば、反対に険悪な仲の人に出会うこともあるでしょう。就職して仕事が上手くいくときもあれば、ミスをすることもあるでしょう。
ですから新しいことが始まる際は「良いことも悪いこともあるだろう」と何度も自分に言い聞かせてみてはどうでしょうか。それに蓋を開けてみれば、意外と何とかなったということも有り得ます。それにもし悪いことが起きたとしても「こういうこともあるんだ」と流してしまう癖をつけてみると、精神的にも楽になれますよ。
蓋を開けると中から出てきたのは
ちょっと賞味期限が近づきすぎたジャムでした、などということは開ける以前から分っていることです。
「蓋を開ける」という言い回しは、物事や状況の動きが始まる・興行を開始するという意味で使われます。
一番よく使われそうなのが「蓋を開けてみなければ分らない」でしょう。
実際にやってみなければ物事がどのように進展するか分らないという意味です。
この場合、蓋をされているのはジャムの入ったガラス瓶などではなく、そのから中身の見えない四角い箱が想定されます。
多少裕福な人ならば玉手箱のようなものも用意できるかもしれません。
どちらにせよ中身が吉となるか凶となるかは開けてみるまで全く分りません。
ビックリ箱程度の罪のない悪戯ですむものならばよいのですが、寿命をごっそり削られるような実害のある類のものだとしたら堪りません。
それでも開けるという選択肢しかないという状況、中身は既に用意されている運命、スリルを楽しむなどという戯言が許されているかは本人次第です。
開けずに済ませるという選択肢もありますが、周囲の人たちがそれを許してくれるほどに世の中は甘くないでしょう。
無責任な観客は、蓋を開けて右往左往する哀れな被害者を待ち望んでいるのです。