腕に縒りを掛ける
【漢字】腕に縒りを掛ける
【読み】うでによりをかける
【意味】腕前を発揮しようと張り切る様子。
【例文1】合格祝いで、腕に縒りを掛けてごちそうを作る。
【例文2】息子が恋人を連れて来るので、腕に縒りを掛けておもてなしをする。
【例文3】腕に縒りを掛けて誕生日ケーキを作る。
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御馳走でおもてなしするときなどに使う、「腕に縒りをかける」
「今度お客様がいらっしゃるから、腕に縒りをかけてご馳走を作って、おもてなししなければ」よくこんな表現が使われます。
「腕に縒りをかける」という言葉は、自分が何かについて自信を持つほどの腕前を持っているとき、その実力を十分に発揮する、という意味です。
しかし、そもそもこの「縒りをかける」というのは、そもそもどういう意味なのでしょう。
「縒り」とは、もともとは糸をねじり合わせることです。
糸はそのままでしたら弱い糸のままですが、何本かを一緒にねじり合わせることで強度を増し、丈夫な一本の糸になることができます。
弱い糸を、まとめて縒り合わせねじり合わせることは手間ひまがかかりますが、その手間をかけることで丈夫な糸を作り出すのです。
つまり、自分の力を示すため、手間暇をかけて実力を発揮するというほどの意味になります。
上記のように「腕に縒りをかけて・・・」という言葉は、お料理を作るときなどによく使われますが、大事な誰かをもてなすために、自分の持てる力を出し切って料理をする、という行為はとても美しいものですね。
自分がそうされたら嬉しいものですし、逆に誰かをもてなすときにも、このような心構えを大事にしたいものです。