手に汗を握る
【漢字】手に汗を握る
【読み】てにあせをにぎる
【意味】興奮や緊張した場面でハラハラする様子。
【例文1】手に汗を握る思いでPKを観戦する。
【例文2】彼女に告白した時は手に汗を握る。
【例文3】手に汗を握る思いで返事を待つ。
手に汗を握るをテーマにした記事
父と一緒に手に汗を握る攻防を目の当たりにしました
私の家の近くの高校が、高校野球の県大会の決勝まで勝ち残りました。
高校野球が大好きな父は、まるで自分の子がこの高校で野球をしているかのような喜び方をしたのです。
私としても地元の高校が決勝まで進んだのは嬉しかったですから、父と一緒に喜びを分かち合いました。
それで私と父は、決勝大会を球場で応援する事にしました。
そしていよいよ試合が始まり、順調に地元の高校が点を重ねて行きました。
これなら大丈夫と思い、私と父は安心して試合を見ていたのです。
ですが最終回、相手の高校の猛攻に合い、一点差まで迫られてしまったのです。
楽勝と思われていた試合が、どちらに転んでも分からない展開となり、私と父は思わず手に汗を握る事となったのです。
一点差まで迫られた後、二人を三振にして、ツーアウトまでこぎつけました。
すると私が座っていた観客席から、あと一人コールが始まったのでです。
私も父もそれに乗じて、「あとひとり、あとひとり」と大声で言いました。
そしてやっと、ツーストライクまで来ました。
するとあと一人コールがあと一球コールに変わり、応援に力が入りだしたのです。
その応援がピッチャーに届いたのか、無事三振を取って試合終了となりました。
こうして手に汗を握る攻防は、良い結果を迎えたのです。
残念ながら甲子園では一回戦で負けてしまいましたが、なかなか味わえないいい経験をさせてもらいました。
手に汗を握る大勝負を最近見かけない気がします
スポーツ観戦はテレビ放送で見る程度です。相撲の本場所やサッカーや野球の決勝戦など話題性のある試合は何はともあれ見ることにしています。
最近の相撲は勝負への執念がそこかしこで見受けられ楽しいのですが、勝敗に執着するあまりに取り組みが奇策や奇襲に終始して白熱した勝負が少ないように感じます。
取り組み開始と同時に大きく避けたり、うっちゃりやとったりなどの小技で切り抜けることで勝ち星を拾うなど観客は誰も期待していません。
奇策を実行するにもそれなりの技術や練習があってのことなのでしょうけれど、力士同士の勝負にいらぬ小細工を持ち込んできても見苦しいだけです。
真正面からドカンとぶつかり、ガッシリ組合い、あらん限りの力で相手に勝つ様を見たいと考えてしまうのは贅沢なのでしょうか。
手に汗を握るどころか勝負が熱を帯びる以前の段階であっけなく勝敗が決してしまうと思わず金返せと言いたくなります。
実際には受信料程度しか払っていないので文句もつけられませんが、わざわざ足を運んで席料を払った観客からすれば相応の取り組みを見せてくれと言いたくなるはずです。
常に四つに組んで取り組めとまで注文はつけませんが、試合内容の如何によっては給金の昇級降級などがあっても良いと思うのです。
人気力士の取り組みにはそれくらいの期待がされていることを知っておいて欲しいです。
スポーツは手に汗を握る展開が多い
スポーツとは実に面白いし時に手に汗を握る展開になるのが醍醐味です。高校野球の時期になりました。選手達は負けたら高校生活の部活が終わるわけです。皆手に汗を握って球を追いかけ打って走ってのどの試合を見ていても手に汗を握る展開です。球児達が全身全霊を尽くして頑張っている姿が、手に汗を握る展開になるのでしょう。大相撲を見ていると優勝決定戦、横綱同士の相星決戦まさに観客の皆さんが手に汗を握って見守っています。見ている側も最高潮に興奮、緊張しています。私は手に汗を握る場面は?と聞かれるとやはりスポーツが一番頭に浮かびます。スポーツだけではありません。最近は中学生の将棋のプロが誕生して初戦からの連勝記録を達成しました。将棋の駆け引きなどを見ているとやはり手に汗を握る展開になります。手に汗を握るということはあることに対して自分がのめり込んで、一種の興奮状態や緊張状態を強いられることではないでしょうか。日常生活でも仕事や遊びなど色々な場面で手に汗を握ることがあります。手に汗を握ることをたくさん経験することにより感情のメリハリも形成されて行くのではないでしょうか。特に子どもたちにはそのような手に汗を握る展開を多く経験させてあげたほうがよいと思います。