不撓不屈
【漢字】不撓不屈
【読み】ふとうふくつ
【意味】どんな困難にもくじけない強い志。
【例文1】彼女にはライバルがいたお陰で不撓不屈で勝ち組となる。
【例文2】逆境に負けず不撓不屈の精神を培う。
【例文3】50才でも婚活は諦めない不撓不屈だ。
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不撓不屈の精神
どんな場面でも不撓不屈の精神は必要だと思います。
私は不撓不屈の精神は負けない気持ちを持つことだと思っていました。
しかし、勝とうと思うと負けてしまうことから、やはり不撓不屈の精神は無心のようなものではないかと思っています。
余計な欲が気持ちに絡んでしまうと、それが原因で上手くいかなくなることがあります。
気持ちが強すぎると力み過ぎてかえって上手くいかなくなるようです。
無心で自然体でいることはとても難しいことですが、それができなければ困難や逆境を乗り越えていくことはできないかもしれません。
私は学生時代、武道をやっていました。
その時に知った言葉が「心技体」でした。
この3つが揃わないと勝つことはできないという意味のようでした。
そのため、この3つを同時に鍛えていく必要があります。
これも不撓不屈の精神を鍛えていくのに通じるところがあると思います。
強いということは武力が強いということではなく、やはりそこには精神力も大きく関わってきます。
自分の人生に起こることは乗り越えられないことはやってこない、という言葉を聞いたことがあります。
それを知っていることで、自然と不撓不屈の精神で乗り超えることができるのではないかと思います。
不撓不屈の気持ちを持つ人の方が魅力的
どうしても成し遂げたいことがあるとき、生半可な気持ちを持っている人と、不撓不屈の意思で努力している人なら、どちらの方が目的に辿り着きやすいでしょうか。感覚的に言えば、おそらくは後者の方が目的を成し遂げられるでしょう。しかし現実はそう甘くはありません。なぜかと言えば、元々の才能や資質の差があるからです。
たとえばですが、元からとても足が速い人と、足が遅い人がいるとします。この2人を徒競走で走らせた場合、勝つのは前者でしょう。そこで1年間、2人には足が速くなるよう練習をしてもらうとします。元から足が速い人がたまにしか練習をしない一方、足が遅い人が必死で毎日努力したとします。そして1年後に、再びその2人に徒競走をさせたとします。いくら元から足が遅い人が1年間必死で練習していたとしても、元から足が速い人が勝つ可能性は十分にあると言えましょう。これは元々の身体能力に差があるためです。心苦しいことですが、努力したからといってそれが必ず叶うとは限らないのです。
とはいっても、練習したことが果たして無駄になるでしょうか。生半可な気持ちで徒競走の練習していた人と、不撓不屈の意思を持って徒競走の努力していた人なら、徒競走の結果が何であれ、どちらの人の方が魅力的に見えると思いますか。もちろん結果だって大事です。しかし人は結果だけでなく、その過程だって見られているものです。不撓不屈の意思を持っている人の方が、人を惹きつける力があると思いますよ。