手に掛ける

【漢字】手に掛ける
【読み】てにかける
【意味】世話をする。または自分の手で殺す。
【例文1】我が子に手に掛ける親は正気ではない。
【例文2】手に掛けて育てた野菜を市場に出荷する。
【例文3】手に掛けた子どもが立派に成人した。

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手に掛けるの意味は多い

皆さんは『手に掛ける』と聞くと、どんな意味を思い浮かべますか。「自分で物事を進める」「我が子を育てる」「他者に仕事を頼む」など、色々あると思います。『自分で何かをする』といった意味もあれば、『他人が何かをする』といった意味もあって興味深いですね。ただし『他人が何かをする』といった場合でも、元々は『自分から相手に何かを依頼する』といった意味を含んでいるので、やはり『手に掛ける』とは『自分主体で何かをする』という意味合いが強いと考えられます。

このように挙げてきた例からも分かるように『手に掛ける』には様々な意味があります。意味が複数あるということを知っておかないと、会話のときに妙な誤解が生じたりしそうですね。ですがどのような意味であっても、おおもとを辿れば『自分主体で何かをする』ことに行きつきます。そのためもし会話の流れで相手が『手に掛ける』と言ったとき、自分の中で意味がよく噛み砕けない場合は、『自分主体で何かをする』ということから、相手の言いたいことを考えるのが良いかもしれません。

おそらく昔の人も、会話の相手から『手に掛ける』という言葉を使われたとき、色々な意味を考えていった結果、現在のように様々な意味を持つようになったのでしょう。言葉とは面白いものですね。