目白押し
【漢字】目白押し
【読み】めじろおし
【意味】メジロは枝に横一列に並ぶ性質があることから、多くのものが込み合って並んでいる様子。
【例文1】スーパーで目白押しの品がたくさん並んでいる。
【例文2】今日のテレビ番組は目白押しだ。
【例文3】ぎっしり目白押しが並ぶ。
目白押しをテーマにした記事
好カード目白押しの高校野球
高校野球が大好きです。
春には春の良さがあり、夏には夏の良さがあり、秋の神宮大会や国体の良さもあり、夏の地区予選にも良さがあります。夏の大会後の高校ジャパンも見応えがあります。
全部もれなくおもしろいです。
特に夏の大会は国民的な盛り上がりを見せてくれます。
8強が揃った辺りには試合カードも強豪ぞろいの好カードが目白押しです。
観客も満員御礼が続きます。
時にその観衆が甲子園名物の魔物となるケースが多々あります。
美談として語られがちな劇的な試合に2016年夏の大会、東邦VS.光星学院の試合があります。
光星学院が大差でリードしていたのを7回辺りから東邦がひっくり返し見事勝利を納めたあの試合です。
あの試合では途中から完全に観衆が東邦側の応援に回ります。観衆が東邦名物のタオル回し応援を始めます。
いつの間にか完全アウェイとなってしまった光星ナイン。
光星学院のエースは試合後「全てが敵に見えた」という言葉を残しています。
時に移り気な観衆が甲子園の魔物となります。メンタルが弱いのが問題なのは正論ですが、それは選手にトラウマを植え付けかねず美談として語るべきではないと思います。
あの試合以降タオル回しの応援は高校野球で禁止になりました。
「目白押し」に見る平和な日本
「目白押し」とはメジロが木の枝にとまる時、押し合うようにたくさん並んでとまることから例えられた言葉です。意味は「①子どもが大勢で押し合い、おされて列の外に押し出された子がまた、端に加わって中の子を押す遊び。②多人数が込み合って並ぶこと」です。メジロは目の周りが白く、眼はぱっちりと大きく、身体は緑色のとても可愛らしい小鳥ですが、今は数が減ってしまって、メジロを捕ることも飼うことも禁止されています。鳴き声も可愛らしいので昔から人気のある籠鳥なのです。メジロは椿の花の蜜が好物の一つですが、昔飼っていた人に聞くと、市販の小鳥の餌では良い声で鳴かないので、時々、黄な粉と蜂蜜を混ぜたものを食べさせると、良い声で鳴くようになるのだそうです。花の蜜できれいな声が出るようになるなんて、童話の世界の鳥のようですね。メジロが減った今、見られる「目白押し」は食べ物の行列がとても多いです。長瀞の天然氷を削って作ったかき氷が大人気で、夏場には3時間待ちの行列だそうですし、今だけの限定品などというと、どこでもかなりの行列が見られます。特にお正月の百貨店などの福袋の初売りの行列は、年の初めの風物詩としてニュースになるほどです。平和です、日本。