手八丁口八丁
【漢字】手八丁口八丁
【読み】てはっちょうくちはっちょう
【意味】やることも口も達者な人。褒め言葉よりもけなす場合に使われる。
【例文1】手八丁口八丁で業界でも噂のプロデューサー。
【例文2】手八丁口八丁な詐欺師に騙される。
【例文3】営業トークで手八丁口八丁。
手八丁口八丁をテーマにした記事
手八丁口八丁と言われた話
私は高校2年生の頃、冬休みを利用してスーパーでアルバイトをしました。
その時が人生初のアルバイトで、任せられた仕事は店頭でのみかんの箱売りでしたが、ちょっとした説明しか受けていないのに、お客にみかんの説明をするという無謀な業務でした。
スーパーの青果担当の社員さんからは、説明する為に色々な産地のみかんを試食して、自分の感想をお客に伝えれば良いと言われたので、ひたすらみかんを食べていました。
早い時間帯は客足が少なくて、みかんを食べているだけだったので、なんて良い仕事なんだと思いました。
色々なみかんを食べ続けた成果もあり、産地ごとの違いを説明できるようになりました。
バイト3日目にはかなり慣れてきて、人前で大きな声を出す事への抵抗が無くなり、試食に来たお客にあれだこれだ、みかんのうんちくを話ました。
そんな時試食に来た中年女性から、手八丁口八丁で話すけど本当に美味しいの?と言われ、自分が1番甘いと思った産地のみかんを勧めたら1箱購入してくれました。
翌日も店頭でみかん売りをしていると、前日みかんを購入してくれた中年女性が来て、口八丁手八丁のお兄ちゃんが言ってたみかん本当に美味しかったよ!と言ってくれました。
私は、口八丁手八丁のお兄ちゃんという程のテクニックはありませんが、自分が紹介したみかんを喜んでくれたので、嬉しい気分になりました。
手八丁口八丁な人
不器用な人間からしたら手八丁口八丁なあの器用さにあやかりたいと思ってしまいます。
学校や社会の集団になると、器用な手八丁口八丁な人というのは目立つし華やかに見えて成果もあげれているように見えるんですよね。
中身がなく口だけっていう人はまた別の話になりますが、実際は手八丁口八丁な人も悩みがあったり努力しているんですが、ついつい目立つところに目が行って妬ましくも羨ましく思います。
幼い子でもお喋りな子っていますが、それは大抵親がお喋りな人でその影響で子供の語彙も豊富になるみたいです。
だけど、喋るということは大人になってもある程度練習したりすると喋れるようになるようです。
普通の生活でも、実況中継のように自分で喋っていく練習をしていくと、冷静に状況判断ができるようになったり喋るのがスムーズになっていくようですね。
喋るって、何か気の利いたことを言ったほうがいいのかと思ってしまって力んでしまいがちですよね。
でも、ごく普通の会話なんて何かいいことを言わなくてもいいんですよね。
素直に今の状況だったり気持ちを伝えればいいだけなんですよね。
だけどついつい、いい人ぶろうとしたり、ちょっと出来る奴にみえるように頑張っちゃうんですよね。
それも、可愛らしいっちゃ可愛らしいですがね。