とどのつまり
【漢字】とどのつまり
【読み】とどのつまり
【意味】ハク→オボコ→スバシリ→イナ→ボラ→トドと名前を変える出世魚だが、味が劣る。つまり出世したところで大した物にはならない。思わしくない結果に終わる。
【例文1】いい大学を出てもアルバイト生活しかしてないなんて、とどのつまりだ。
【例文2】老後はとどのつまりにならぬよう、早めに年金を受給する。
【例文3】転職したってどこもとどのつまりだ。
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「とどのつまり」はある出世魚が由来
「とどのつまり」の意味は、行き着くところ、結局という意味です。
基本的には悪い意味で使われることが多く、思わしくない結果に終わってしまった場合に使われる言葉です。「とどのつまり」の成り立ちについてはある出世魚が関係しています。「とどのつまり」の「とど」とは、魚のボラのことであり、ボラは成長するにつれて、「ハク」「オボコ」「スバシリ」「イナ」「ボラ」と名前を変える出世魚として有名で、成長するにつれて色んな呼び名に変化していくが、最終的に結局のところ「とど」になり、これ以上大きくならないことから、とどの詰まりから「とどのつまり」の意味の結局のところという意味になったという説が一般的とされています。
知り合いにとどのつまりのような人間がいます。高校時代の同級生が事業を始めたと風のうわさで聞きました。彼は積極的なタイプではなく控えめでどちらかというと表舞台に出るような感じではなかったので驚きました。オリンピック開催年の4年に一度地元で集まる同窓会に参加して持ちきりだったのが、事業を始めた彼の話でした。彼は毎回不参加ですが、またまた風のうわさによると半年も持たないうちに経営に行きづまり倒産したそうです。口下手な性格と少々へそ曲がりな性格が関係していると思われます。