相好を崩す

【漢字】相好を崩す
【読み】そうごうをくずす
【意味】それまでの表情とは違いニコやかな表情になる様子。
【例文1】子どもが生まれ相好を崩す。
【例文2】祖父は機嫌が悪かったが、孫の顔を見て相好を崩す。
【例文3】嫌な事があっても子どもの寝顔を見ると相好が崩れる。

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相好を崩すとは、ありがたい仏様の姿に由来している言葉だった

相好を崩すの意味は、にっこり笑う・顔をほころばせる・顔をくしゃくしゃにして笑うなどです。

「相好」とは仏教用語で、本来は普通の人間には見られない身体の特徴です。

仏の美しく立派な姿を身体的特徴としてひとつずつ箇条書きにした「三十二相八十種好」の略です。大きく「三十二相」と「八十種好」の2つに分かれ、そこから更に細分化されます。

「相好」は体全体を表す言葉でしたが、いつしか、顔つき・表情・顔の形を指すようになりました。

目を細めて笑えば目元には笑い皺ができ、大きな口を開けて笑えばほうれい線ができ、顔全体で笑えばくしゃくしゃになってしまいます。

お世辞にも美しいとは言えない「崩れた顔」を指す言葉こそが、相好を崩すなのです。