不老不死
【漢字】不老不死
【読み】ふろうふし
【意味】永遠の若さと不死身の身体を持つ人。
【例文1】食べ物と美容に人一倍気をつけ不老不死を目指す。
【例文2】努力しているからこその不老不死だ。
【例文3】足腰を鍛えて不老不死だ。
不老不死をテーマにした記事
不老不死は素晴らしいことだろうか
子どもの頃、不老不死の薬を必死で手に入れようとするおとぎ話や漫画を、いくつか読んだことがあります。
大人になった今、不老不死を望むのは女性に限ったことではない、ということも分かりますが、
昔、私が読んだものの多くは、美しさにこだわる女性が、必死だったような記憶があります。
年を取らず、死ぬこともない、それはそんなに素晴らしいことだろうか、
子どもの頃の私はそう思い、美しさにこだわる女性に感情移入できませんでした。
老いや死というものが、自分の身に降りかかることを想像できなかったせいかもしれません。
年月を経て、私自身の顔にも老いの証となるシミやしわ、たるみが表れるようになりました。
しかし、今なら、不老不死の薬を求める女性の気持ちが分かるかというと、そんなことはありません。
やっぱり、年を取らず、死ぬこともないという状況が、素晴らしいことだとは思えないのです。
女性とはいえ、美しさを武器にしたことがないためかもしれません。
人はいずれ年老いていきます。
だからこそ、若かった頃の自分や、今目の前にいる若い人たちを愛しく思えるのではないでしょうか。
病や事故で、若くして命を落とすのは確かに不本意ですが、
不死を約束されていたら、生きることの喜びや楽しさが薄れてしまう気がします。
もしも、不老不死の薬が目の前にあっても、私がそれを口にすることはないと思います。
不老不死の妖怪人間
都市伝説とかすごく大好きなわたしは、実はもう不老不死が実現できる世の中なのではないか、と時々思います。
医学や科学が目まぐるしく発達しています。
ひと昔前だと生き死にに関わったような病気も今はお薬を飲むだけで治ってしまいます。
本当はガンの特効薬も完成しているのではないか、と思っています。
では何故それを世の中に出さないのか・・・
少し前、妖怪人間ベムというドラマが放送されていました。
鈴木福くんが子供の妖怪ベロを演じており、とても可愛く、とても切ないドラマでした。
このドラマには3体のベム、ベラ、ベロという心がとても綺麗な妖怪が登場します。
3体は血の繋がりはなく、でもいつも3体で行動しています。
3体はもうかなりの間生きています。
怪我をしてもすぐに治り、病気もしません。歳もとりません。ずっとこのままです。
正体を見てしまった人間は漏れなくドン引きして、どんなに仲良くしていても逃げてしまう。
でも彼たちの人生に終わりはありません。
その繰り返しなのです。死ぬことすらできないのです。
不老不死がいいこととは限らないのです。
ベム達が言った「死ぬことすらできない」とても切ない言葉だと思います。
みんな死ぬために生きていく。不老不死など幸せではないのです。
老人ホームで働いていて不老不死を考えさせられる
私は老人ホームに勤務しています。最近の高齢者は長生きの方が多く100歳を越しても不老不死状態です。外見上は極端に言うと20歳に比べれば当然老けていますが、足腰もしっかりしていて、生活もレクリエーションなど生活を楽しんでいます。まさに不老不死です。それにビックリすることは、ごはんを良く食べることです。よく食べ、よく動き、よく眠り、私は48歳になりますが、100歳を越しても不老不死状態でいれるか自信がありません。
そして、多少の物忘れは見受けられますが、頭もしっかりしている方が多く、計算も早いのが特徴です。長生きの秘訣、不老不死の秘訣は、聞いて見るとストレスを持つことなく、よく食べ、よく動き、よく寝ることだそうです。年々日本は高齢化社会となり、平均寿命も世界有数な長寿大国となりました。このまま平均寿命は延び続けて行くのは間違いないし、どこまで平均寿命が延びるのか未知の世界ではあります。医療も発達して癌も治癒する時代になりました。本当の意味で人間の本当の願いである不老不死の薬も出てくるかもしれません。不老不死は人類の永遠の希望と言っても過言ではないでしょう。老人ホームで働いている高齢者を見て最近特に不老不死を考えます。