紆余曲折
【漢字】紆余曲折
【読み】うよきょくせつ
【意味】曲がりくねった道のことだけでなく、人生の中で仕事や作業などがうまくいず、込みいった経過をたどる時にも使う言葉。
【例文1】何度もフラれ紆余曲折だったが、ようやく恋人が出来る。
【例文2】経営難で紆余曲折に陥る。
【例文3】会社が倒産して紆余曲折の人生を送る。
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紆余曲折の人生…でもがんばります。
中学生のとき、私は学校生活がうまくいかなくて、不登校でした。卒業後すぐには高校にも入れなかったので、一年留年して私立高校を受験し、一歳年下の子たちと同じ学年になりました。
高校では親しい友達もたくさんできて、年上だからといって特別扱いする子はいなかったので安心しました。学科は芸術系で、卒業後はそこで仲良くなった男友達たちと同じ美術学校に入ることになりました。入学後もその子たちと一緒につるんで、楽しく学校生活を送っていました。
担任の先生に中学のころの話をしたら、「紆余曲折を経てきたんだねー」と言われました。確かにその通りだと思います。
ところが、途中から私の家庭にピンチが訪れます。うちは五人兄妹で、食費などがすごくかかっていました。しかも、両親はもう高齢者です。そのためお金の問題が出てきて、私はどうしても学校を辞めて働かざるを得なくなりました。友達にそのことを伝えると、「やめないで!」と言ってくれる人もいましたが、結局退学することになってしまいました。
退学してからは、友達の紹介で契約社員として働いたり、いろいろなバイトをしたりと一生懸命働きました。また学校で課題の制作をやったり、絵を描いたりしたいなあと思うこともあったのですが、仕方がなかったと思っています。
紆余曲折の人生ですが、がんばるしかないですよね。