三つ子の魂百まで

【漢字】三つ子の魂百まで
【読み】みつごのたましいひゃくまで
【意味】幼い時の性格は大人になっても変わらない。
【例文1】彼の頑固な性格は今も変わらず三つ子の魂百までだ。
【例文2】悪い癖は三つ子の魂百まで直す。
【例文3】強情さは三つ子の魂百までと言うからね~。

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ことわざを納得させる子どもたち・・三つ子の魂百まで

【三つ子の魂百まで】とは、簡単に言えば3歳位の幼子の性格は百歳になっても変わらない、つまり3才ですでにその個性や性格は出来上がっているので、
何年、何十年経っても変わる事はないという意味です。
3歳から100歳まで一人の人間を観察することは、まず無いとは思いますが、
やはりことわざを納得させる人間の例は、我が子しかないように思います。
娘は現在25歳です、まだまだ100歳までははるか彼方ではありますが、
3歳の性格と現在が違っているかと問われると、大人になった分だけは当然、常識や節度を経験上などから学びますが、根本は全く変わっていません。
娘は保育園に入園したのが丁度3歳でしたが、
絵を描いたりするのが大好きで、その大事な空間を誰にも邪魔されたくないという気持ちが非常に強い子でした。
3歳ならまだ母親が恋しいと思う気持ちの方が強いと思うのですが、
ちょっと買物に出てくるねと言おうものなら、満面の笑顔で「行ってらっしゃい」といい、お菓子を食べながら漫画を読んだり、絵を描いたり、誰もいない世界を楽しんでいました。
現在も、一人が大好きでパソコン相手にアニメを描いたり、音楽を聞いて楽しんでおり、本人いわく「私、引きこもりだから」と冗談ではいっていますが、ちゃんと社会人として働いています。
20歳になる息子もいるのですが、息子は小学校に上がっても留守番をするのが大嫌いで、常に母親の後をついてまわるような子で、ちょっと先に進んだりして、私を見失うと大泣きしていました。
息子の現在はといいますと、珍しいことに20歳の既に社会人なんですが、スーパーへ行くのが好きな事もあり、よく私の買物に付き合ってくれます。
20歳の男の子が母の買物に付き合うなんてやっぱりマザコンですが、ことわざどおりの息子と娘です。

三つ子の魂百までと三歳児神話

三つ子の魂百までという言葉は、子どもが幼い頃に受けた影響は百歳まで続くものだから、三歳までにどう関わるかが大事という意味を持っています。それとセットでよく出てくるものに、三歳児神話というものがあります。これは、三つ子の魂百までの意味に加え、更に具体的に子どもが三歳になるまでは、親のそばで過ごさせることが重要ということを訴えているものです。この親というのは主に母親のことであり、この三歳児神話によれば、三歳まで母親と過ごすことによって子どもは愛情をたっぷり受け、その後の育ちにもいい影響をもたらすとのことです。
ところが、年々共働きの家庭や、シングルマザーで働かざるを得ない人も増えてきており、この三歳児神話に関しては否定的な意見も多くなってきています。確かに、子どもにとって親との密着した関係は安心感や自己肯定感を得られますが、果たして三歳まで片時も離れないことが必ずしも重要なのでしょうか。専業主婦の母親たちの中には、疲れて育児ノイローゼになる人もいます。仕事と家庭とバランスよく役割を持つことで、かえって子どもとの時間を充実したものにできる人もいます。
三つ子の魂百までということは肝に銘じながらも、子どもとどう関わるかということについては、誰かが押し付けた考えではなく、人それぞれでいいのだと思います。

三つ子の魂百までを信じるか

子育てをするうえで「三つ子の魂百まで」という言葉をよく聞きます。
この言葉は子育てしている親にとってプレッシャーと感じる方もいらっしゃると思います。
3歳までの習慣や育て方で、その後のその子の人格形成が変わってくると言われると、責任重大に感じてしまいますよね。
私自身はこの考え方にはあまり縛られないようにしています。
子供に対して、あれもこれもしないとと思うと、そのことに縛られてしまいますよね。
頭のいい子を育てることも大切かもしれませんが、
難しく考えずに3歳までにただひたすらたくさんの愛情を注いであげるだけでいいのではないでしょうか?
そういった気持ちを持つだけで、子供に対してどう接すればいいのか自然と見えてくると思います。
子供にとって、親に愛されていると感じることは何よりのエネルギーにもなりますし、
安心できる材料だと思います。
なにがあっても守ってくれる存在を感じる事で、恐れずにチャレンジすることもできます。
他人からどう見られているかを気にしすぎて、このことを忘れている人はたくさんいると思います。
子供は小さいうちは善悪の分別はつかないものです。
それを経験しながら学んでいくのだから、いけないことをしたら親のしつけがなってないと評価されることを恐れてはいけません。
たくさんの愛情を注いであげるだけでいいと思います。
こんな簡単なことなのに、できない世の中になってきていることに悲しく思います。
社会全体で広い心を持って、子育てしていく世の中になることを願います。