足元(下)から鳥が立つ

【漢字】足元(下)から鳥が立つ
【読み】あしもとからとりがたつ
【意味】鳥は人間が近づくと飛び立つことから、身近なところで意外なことが起きる。急に思い立って物事を始める。
【例文1】高校の後輩が足元から鳥が立ってアイドル歌手になった。
【例文2】父の再婚宣言で足元から鳥が立つ。
【例文3】結婚式を挙げようと足元から鳥が立つ。

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足元から鳥が立つ!びっくりした体験とは

私の親友は小さいころに両親が離婚していて、お母さんに引き取られました。
引き取られてから母子家庭で何年も生活しましたが、その後まさに「足元から鳥が立つ」思いをしたことがあったそうです。
本人から名前を伏せれば書いても良いと許可を得たので、ここでご紹介しようと思います。
お母さんは仕事と家事をしながら親戚の助けも借りて一生懸命彼女を養っていました。
彼女は、実の父親がどういう容貌でどういう性格の人だったかという話はお母さんから直接聞いたことがあって、お母さんはかなり大変な思いをして前の夫と離婚したので、ずっとこのままだと思っていたそうです。
ところが中学生になったあるとき、お母さんが急に「私、再婚するから」と言ってきて、まずそこで仰天しました。しかし、お母さんの選んだ相手だから大丈夫だろうと思って、すぐに了承したそうです。
ですが、彼女はまだ新しいお父さんに会ったこともなかったので、試しに三人で一緒に暮らしてみようということになったそうです。
彼女はお母さんの連れて来た相手を見て驚きました。まさかのフランスの方だったのです。
フランスの方ではありましたが、日本語は堪能で、しかも難しい漢字や武道が大好きな日本マニアの方でした。
お母さんに何度も驚かされた彼女ですが、今では三人で仲良く暮らしています。