至れり尽くせり

【漢字】至れり尽くせり
【読み】いたれりつくせり
【意味】何から何まで細かく配慮がされている。
【例文1】久しぶりに実家に帰ると至れり尽くせりやな。
【例文2】至れり尽くせりの歓迎を受ける。
【例文3】国会議員の待遇が至れり尽くせり。

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「至れり尽くせり」な議員特権

最近、国会議員や県市議会議員の不祥事やスキャンダルが賑わっていますよね。一番世間を賑わせたのが秘書を罵倒していることが暴露された国会議員の方ではないでしょうか。その他にも不倫をスクープされる国会議員の話題でマスメディアが賑わっています。そんな国会議員や市県議会議員は我々の血税の下で働いているのは紛れもない事実です。

しかし、その実情は我々の生活水準よりもはるかに良く、待遇面に関して言いますと羨ましい限りです。そんな国会議員の待遇面を表す言葉として、「至れり尽くせり」という言葉が自然と出てしまいます。国会議員、国会議員に限らず、県議会議員や市議会議員には特権というものがあります。国会議員を例にすると、「文書通信交通滞在費」という領収書は必要ではない、つまり自由に使うことが出来るお金約50万円が月に2回支給されたり、JRやバスといった公共交通機関が無料で利用できる「乗車証」が支給されたり、都心の一等地にある「議員宿舎」に居住することが出来、国会議事堂まで無料で送迎する「公用車」まで準備されています。まさに配慮が行き届いていて、申し分のないという意味の「至れり尽くせり」ではないでしょうか。

ただ、逆に考えるとそれだけ国政に関わる大事なお仕事をされているということも言えると思います。不祥事やスキャンダルが無く、日本社会をより良くしようと勤しんでいる議員さんも中にはいると思いますので、しっかり職務を全うしている議員さんにはこの特権は構わないと個人的には思っています。