足元(下)を見る

【漢字】足元(下)を見る
【読み】あしもとをみる
【意味】相手の弱点を見つけ弱みにつけ込む。
【例文1】営業成績が悪かったらリストラだと足元を見る。
【例文2】服装で足元を見る。
【例文3】販売員に足元を見られる。

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足元を見られないように気を付けるには

人の足元を見ることや足元を見られることがあります。
特に足元を見られて損をしてしまうことは、できれば避けたいものです。

どんな場合でも足元を見られないためには、弱点を相手に見せないことが重要だと思います。
以前、私は欲しい車があり、数年かけてようやくその車を購入しました。

その時はとても嬉しかったのですが、乗ってしばらくすると、故障が多いのに気が付きました。
車を購入した業者に修理をお願いしていましたが、修理費の高額なことに驚いてしまいました。

私がその車をお気に入りだったこともあり、また外車で部品も安くないことなどから、高額な修繕費は仕方がなかったのかもしれません。
しかし、私はその時、足元を見られていると思いました。

他の業者ではその車を扱っていないこともあり、その業者以外に頼んで修理をすることができませんでした。

何かにこだわると、相手に足元を見られて、その弱みに付け込まれてしまうことがあります。
それは自分が足元を見られていると思っているだけなのかもしれません。

しかし、相手にそう思われないためにも、事前に対策を取っておくことが必要だと思います。
相手や何かに依存してしまうと、どうしても足元を見られやすくなるような気がします。

逆に自分も相手の足元を見るような言動や行動は控えたいと思います。

相撲取りにおける足元(下)を見る

かつて相撲取りは番付により協会から支給される履物のランクが違っていました。その事が起源となり相手の立場や、因果関係の優越によって態度を変える事を「足元(下)を見る」と言います。近年では弱味を握られた相手から不平等な約束を結ばされる場合に多く持ち入ます。例えば受注企業の下請け作業に掛かるコスト価格を、発注会社が大幅削減を要求して、もし応じなければ依頼自体を他に回すと多少脅しまがいな手段に出る。仕事そのものが無くなると困る受注会社は、仕方なく要求を呑まざるを得ません。つまり、優位な立場の方が好き勝手な要求をし、言われた側は従うしかないという訳です。それを呑まなければ更なる無理な条件を突き付けられ兼ねないからです。その昔のお相撲さんの頃は、幕下序の口の人達は基本裸足であった為、駆け出しという事で扱いも粗末なものでした。それが勝負に勝ち番付が上がって履物が貰える身分となれば、周りからの見られ方も変わり一目置かれて接し方に敬意を払われる様になって来ます。当時一番上だったのは大関の位でしたが、支給されていたのは足袋と草履で、それを履いている関取は一目で大関と判り、丁重な扱いを受けるのです。番付によって扱いが変わるのはある程度覚悟の上かもしれませんが、現代の様に優越が生じて不利な約束を強要される扱いは全く喜べません。なぜならお相撲さんには番付を上げる打開策があっても、主従関係には余程の事でもない限り立場が逆転する日は訪れないからです。