足を洗う

【漢字】足を洗う
【読み】あしをあらう
【意味】これまでの生活態度や悪事を改善して堅実に生きる。
【例文1】詐欺グループから足を洗う。
【例文2】結婚を機に綺麗に足を洗う。
【例文3】子どもが生れたのでギャンブルから足を洗う。

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足を洗うとは好ましく無いことを辞めるというニュアンスが強い

足を洗うとは、悪い仲間から離れることを言います。また、好ましくない生活を辞める場合にも使います。更に、職業や仕事を辞める時にも用います。
この言葉の語源は仏教にあります。修行のために裸足で歩いた僧は寺に帰り、泥足を洗うことで俗界の煩悩を洗い清めてから、仏業に入ったことから、悪い行いを辞める意味で用いられるようになりました。現代では、悪業、生業に関係なく、職業を辞める意味で使われます。しかし、一般的には好ましく無いことを辞めるというニュアンスが強いことでしょう。やくざな稼業から足を洗うとは使いますが、一部上場企業から足を洗うとは使いません。
現代では、ゲーム漬けの生活から足を洗うなどと使うとしっくりきます。学生気分から足を洗って社会人一年生になるというような言い方もあります。一念発起して頑張る場合などには使えます。
足を洗うという言葉自体が、気分を一新するような感じを受けますので、仏教の例を挙げるまでもなく、何かから抜け出すと考えて良いのではないでしょうか。もし、一流企業にいて、とても辛い思いをしていたなら、その思いから足を洗うという言い方をしても良いでしょう。何かを始めるとき、今までのことを綺麗にするために足を洗って見るのも良いでしょう。