杓子定規

【漢字】杓子定規
【読み】しゃくしじょうぎ
【意味】昔の杓子の柄は曲がっていた。曲がっている杓子の柄を定規代わりに使おうとしたことから、何事にも頑固で融通が利かない者をいう。
【例文1】彼は頑固な杓子定規だ。
【例文2】上司は昔堅気で杓子定規だ。

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杓子定規について考える

定められたルール内でしか物事を判断する事が出来ない人・価値観を「杓子定規」と言い、「杓子定規な判定」や「杓子定規な回答」など何処か融通の効かないイメージが存在します。割と多くそう見受けられるのが普段規則正しい生活を送られている方達で、いつも通り日課をこなさないとどうにも気が済まなくて違う事は極力やりたくないと思われている様です。確かにルールを守る事自体は大事ですが、しかしそこに縛られ過ぎて一寸機転を利かせれば何て事ない話でも、規定通りやって余計な手間を取る事があります。そこに少しの融通を利かす余裕があれば良いのですが、ルールに縛られている人にはその余裕がどうしても持てないのです。それはまるで長さを図る定規の様でもあり、作られた長さ以上は計る事の出来ない所と、枠に囚われ過ぎた価値観が似ている事からそう呼ぶ様になった思われます。確かにあまりに突飛な発想でしか物事を捉えられないのは如何なものかと言えますが、だからと言って何時如何なる時も決められた通りというのは逆に息が詰まります。その辺のバランスをうまい匙加減でやって行ければ物事がスムーズに進んで行くのではと思えてなりません。要はどっちも活用する臨機応変さがあれば言う事はないでしょう。