鳥なき里のこうもり
【漢字】鳥なき里のこうもり
【読み】とりなきさとのこうもり
【意味】有能な者がいないところで、大したことない者が威張っている様子。
【例文1】先生が教室からいなくなった途端、生徒が騒ぎ始めた。鳥なき里のこうもりだ。
【例文2】主将が休みで部員が鳥なき里のこうもりだ。
【例文3】鳥なき里のこうもりだから相手するまでもない。
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鳥なき里のこうもりのように威張る
鳥なき里のこうもりとは権力のあろ者がいないところで、無能な者が威張っていることです。
たまにいますよね。上司の前ではヘこへこして上司がいなくなった途端偉そうにする係長クラスとか。
私が田舎の中学校に通っていた時、同級生は喧嘩は弱いけど口先は達者で、クラスのリーダーの後ろをちょろちょろ付いて回っていました。リーダーは責任感はあるが、切れたら何するかわからない性格でしたから、4人の子分はいつも気を使っていたようです。そのリーダーがインフルエンザにかかり6日休むことになりました。さあ大変です。ここぞとばかりに2番手がいきがっています。オラオラ系で廊下を歩きます。目が合うもんなら、にらみ返します。肩がぶつかっただの先生の言うことをわざと聞かなかったりとクラスがしらけてしまってました。休んだ人の給食の余り物は基本じゃんけんで勝った人がもらうようにしていますが、その日からは、2番手が誰もいらないだろォと言わんばかりに周りを見渡してその後もずっともらい続けていました。クラスの女子にもその本貸してだの、体育は寒いから見学するだの、そんなこんなでリーダー不在を5日過ごしました。翌週からリーダーが登校してきました。2番手はおとなしくなりました。