種をまく

【漢字】種をまく
【読み】たねをまく
【意味】花を咲かせるためには種をまくように何かのきっかけを与えること。
【例文1】商品が売れるように折り込み広告に種をまく。
【例文2】子どもの将来のために習い事の種をまく。
【例文3】試食品で種をまく。

種をまくをテーマにした記事

種をまくとはこういうこと…実例です。

私が行っていた高校に、オープンキャンパスのときから印象に残っていた生徒がいました。自分が海外生活をしていたこと、親が外国人であることなどを先生たちの前でべらべらしゃべりまくり、「ただ家が近かったからこの学校を選んだんですー」とか「このハンコ、カタカナで作ってもらったんです」などと同じような話をずっと繰り返していたので、聞いている先生方も「ふーん、そうだったんですねえ」と言うばかりで、きっと困ってるんだろうなって思ってました。
私と彼女は晴れて合格し、学部も一緒になったのですが、彼女は授業中に先生からよく指名されていました。彼女は顔を上げて先生の目をしっかり見ていたし、よくしゃべる人なので先生も答えてくれるだろうと思って指していたんです。
でも、彼女はそれが不満だったらしく、「なんで先生たちはみんな私を指すの??」といつも愚痴を言っていました。実際にしょっちゅう彼女を指名する先生に尋ねているところを見かけたのですが、先生は「いつも目が合うし、名簿を見るとカタカナだから目立つのよねー」と答えていました。
しかし指名されたくないなら、あんまり機関銃のようにしゃべるのはやめたほうがいいんじゃないか、と思ってしまったのも事実です。自分で種をまくような行為だと思います。