百里を行く者は九十を半ばとす

【漢字】百里を行く者は九十を半ばとす
【読み】ひゃくりをゆくものはきゅうじゅうりをなかばとす
【意味】一里は3.9キロ。百里の旅となると終盤が辛い。九分までを半分だと思えという戒めで、何事にでも最後まで気を引き締めて行こうという意味。
【例文1】市民マラソンにエントリーしたが、途中でバテたらいけないのでゆっくり走ろう。百里を行く者は九十を半ばとす。
【例文2】山登りは百里を行く者は九十を半ばとす。
【例文3】後半戦も百里を行く者は九十を半ばとす。

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マラソンで完走するには百里を行く者は九十を半ばとすの精神が大切

東京マラソンに参加したとき、百里を行く者は九十を半ばとすの精神で走り抜くことができました。最後の方になるとリタイアしたくなってきてどうにでも良くなりますが、今までの練習のことを思いながら自分自身を戒めるとゴールまで完走することができます。「百里を行く者は九十を半ばとす」の諺は、何事も終わりのほうほど辛くなるけど目の前にゴールが見えても、まだ半分と思いなさいとい意味が込められています。周りのランナーを見ていると脱落者が多かったのです。ゴール目の前なのに座り込んでしまって休んでいて、そのままリタイアしてしまった人が何人かいました。マラソンの場合は一度でも足を休めてしまうと、それまでの筋肉痛がどっと太ももからふくらはぎの方まできてしまいます。走ろうにも歩こうにも前へ進まなくなってしまうので、諺の教えのように百里を行く者は九十を半ばとすという強い気持ちを持ち続けることが大切です。戦国時代の頃からある諺なので、戦うときに相手を九割倒したと思ってもまだ半分と思えば、勢いを劣らせることなく全員を倒していけるのではないかと思いました。仕事でも応用できそうな諺なので、あと少しと思っても気を緩めることなく、百里を行く者は九十を半ばとすを思い出していけば、最後まできちんと終わらせることができると思いました。