野次馬
【漢字】野次馬
【読み】やじうま
【意味】自分には無関係だが興味本位で騒ぎ立てる者。
【例文1】事件現場に野次馬の人だかりで騒然となる。
【例文2】火事騒動に野次馬が集まる。
【例文3】どこからともなく野次馬がやって来る。
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野次馬という言葉の語源は?
事件や騒ぎが起きるたびに、不特定多数の人たちが現場に集まってくる野次馬は見慣れた光景かもしれませんが、この野次馬という言葉は元々どんな語源から発祥した言葉なのでしょうか?野次馬の語源は親父馬とされており、年老いた馬という意味があります。この親父馬は若い馬と比べて走る能力が相対的に劣りますから、仕事などで使いづらいということになります。つまり、親父馬というのは仕事などにおいて役に立たない存在として扱われており、親父馬という言葉はそういった意味をも持つようになったのです。その後、親父馬が野次馬という言葉に変わり、現代に至りますが、現代における野次馬と呼ばれている人たちは、そこに大勢集まって騒いでいるだけで、特に何かの役に立っているわけではないので、確かに年老いた馬と全く同じ存在になってしまっているのです。人間の心理として事件などが起きると、何が起きたのか?という真相を知りたくなるというのは間違いなくあると思うので、野次馬の発生は仕方ない部分もあると思われますが、そういった人たちは現場で迷惑になることはあっても、何かの役に立つわけではないので、親父馬を語源とする野次馬と呼ばれてもしょうがないのではないか?と思います。