目の前が真っ暗になる
【漢字】目の前が真っ暗になる
【読み】めのまえがまっくらになる
【意味】絶望的でどうしたらいいかわからない状態。
【例文1】妻に逃げられ職も失い、目の前が真っ暗になる。
【例文2】会社が倒産して目の前が真っ暗になる。
【例文3】詐欺に遭い、目の前が真っ暗になる。
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目の前が真っ暗になった実体験
タバコの自動販売機の補充の仕事をしていた時の事です。タバコの在庫は地下の重い扉のある倉庫に保管されていました。販売機が何か所にもあって、種類もかなり多かったので、いつも大きな台車に乗せて運んでいました。その日は、月曜日で特に補充が多く、たくさんのタバコを手押し台車に乗せました。倉庫から出る時に扉は自動的に閉まるようになっていた為、体で開けた状態にして台車を外に出し終わって、体を扉からずらしました。すごくすごく重い扉です。結構な勢いで閉まりました。その時なぜか、、体はずらしていたのに、足だけ扉が閉まる場所に残っていたのです。運悪く、扉の下には少しばかりの隙間があったため、つま先が残った状態で扉が閉まってしまったのです。
一瞬何が起こったのかわかりませんでした。足はすぐに扉から抜けましたが、しゃがみこんだまましばらく動けずにいました。どれくらい時間が経ったのかもわかりませんが、立てる事を確認して台車を押して仕事を再開しようと思いました。痛みはありましたが、歩けないほどではなかったからです。ところが歩き始めると段々と辺りが暗くなって来たのです。少しずつ少しづつ暗くなって、終いには周りはもう何も見えない状態になりました。それでも気を失う訳ではなく、やっと座れる場所にたどり着きました。希望を失った訳でもないのに、目の前が真っ暗になった実体験でした。