頭を撥ねる

【漢字】頭を撥ねる
【読み】あたまをはねる
【意味】他人の稼ぎの一部を自分のものにする。ピンはねとも言う。
【例文1】給料の頭を撥ねる。
【例文2】分け前の頭を撥ねる。
【例文3】日当分の頭を撥ねる。

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頭を撥ねることは良いことか悪いことか

『頭を撥ねる』とは他人に支払わなければいけない利益の一部を、自分のものにするという意味です。俗に『ピンはね』と呼ばれることもありますね。『ピンはね』と言われると、悪いイメージを持つ人が多いと考えられます。確かに悪いイメージでの『ピンはね』なら、本来ならすべきではありません。

何故かというと、単純に考えていただきたいのが『自分がされたら嫌な行為だから』です。たとえば日給で8000円の仕事をしたのにも関わらず、支払われた給料が7000円だったとしたら、誰しも不快な気持ちになるでしょう。そして給料を勝手に減額した相手に対して、不信感や嫌悪感を抱くはずです。そんな気持ちのままで、きちんと働き続ける人は、あまりいないことでしょう。いずれは「もうこの仕事をしたくない」という気持ちにもなり、その仕事を辞めることだってあるのではないでしょうか。

しかし『ピンはね』自体は、法的にも定義が曖昧な部分があったり、広い意味でいうと税金や手数料も『ピンはね』に該当するといった見解まであるため、一概に良いとも悪いとも言えません。とはいえ相手を不快にさせるような『ピンはね』は、すべきではないと思います。自分だけが利益を得ようとすると、いずれは何かしらの問題にぶつかってしまいます。