啖呵を切る

【漢字】啖呵を切る
【読み】たんかをきる
【意味】勢いよく言い放つ。
【例文1】試験で1位になると啖呵を切る。
【例文2】絶対に負けないと啖呵を切る。
【例文3】年内に彼女を作ると啖呵を切る。

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「啖呵を切る」

気に入らない相手からの挑発や、引くに引けない状況になった時に威勢よく発する言葉を「啖呵を切る」と言います。気持ちは高ぶり、乗せられているとわっていても応じるしかなく、後は出た所勝負でどうにでもなれと少しヤケクソになっている事もあります。元々は商品を売る時の軽快な売り言葉を指し、お客にあれこれ考える暇を与えない程言葉で畳み掛ける事だったようです。どうしても許せない相手には、遠慮なく思いのたけを述べてやりたいですし、気後れしてはますます相手に調子付かれる恐れがあります。勢いよくまくしたてて、相手が怯めばうまく啖呵を切れている証拠で、そうでないならよほど相手が上手か、上手く啖呵が切れていないかのどちらかです。多少おおげさな言葉で相手気持ちを揺さぶり、自分が主導権を持てればしめたものです。ガマの油売りやバナナの叩き売りなどは、気風の良さもさることながら軽快なトークでお客の関心を引けなければいけません。口ごもった物言いは誰の注意も引く事は出来ませんし、オーバーな所も一つの手なのです。威勢の良さが時に相手から誤解を招く事態になりますが、そういう事すら気に止めず自分の考えに相手を巻き込めたら、それこそ上手い啖呵を切れていると思って良いのです。