能なしの口たたき
【漢字】能なしの口たたき
【読み】のうなしのくちたたき
【意味】
【例文】
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能なしの口たたきにならないように気を付けたい
「能なしの口たたき」の逆の意味で「能ある鷹は爪を隠す」ということわざがあります。
本当に実力のある人は無駄なことは話さず、自慢することもありません。
それとは逆で、能力のない人は口先ばかりで、中身のない会話を延々と続けてしまうのかもしれません。
確かにそのように、相手のことを考えずに、自分のペースでしゃべり倒す人が世の中にはいるものです。
言った者勝ちと本人は思っているのかもしれませんが、実は無駄な話が多ければ多いほど、その人は周りからすれば無能に見えてきてしまいます。
特に女性同士の会話だとかなり話が弾んでしまいます。
しかし、相手の話をきちんと聞く姿勢があれば、会話も楽しく盛り上がります。
私が今まで経験した中で「能なしの口たたき」だと思ってしまったのは、やはり口先だけの上司かもしれません。
言うのは簡単ですが、それをやっていくのは難しいものがあります。
仮にその上司がやって見せたところで、そのやり方はもう古く、1からやり直さなければならないという状態になってしまいました。
そういう人は相手の言うことに耳を傾けずに、自分の主義主張だけを延々と述べていきます。
なので、しまいには裸の王様になってしまうのかもしれません。
「能なしの口たたき」な人の特徴
「能なしの口たたき」とは、才能の無い人ほど余計なことをあれこれ話す、という意味です。
ビッグマウス、弱い犬ほどよく吠える、という言葉が類似して使われています。
話好きな人ほど、自分の話したいことをどんどん話してしまって、相手がどんな話、リアクションをしていたのか覚えていない、という傾向が高いです。
こうした自分本位な考えは、いずれ自分に災いが降りかかることにもなりかねませんよね。
「能ある鷹は爪を隠す」という言葉があるように、才能がある人ほどじっくり相手の話を思慮深く聞いて分析しているものです。
表面上の会話だけしていたのであれば、ある程度の大人であれば、その人の人間としての浅さを見抜いてしまうことでしょう。
また、あれこれ様々なことを話す人の心情として、自分の弱さを隠そうとしている、ということも考えられます。
色々と話すことで自分の存在感を周囲にアピールし、誇張しようとしているのです。
若い頃ならこれで通用するかもしれませんが、いつまでもそうはしてられません。
いずれにしても、そうしたトーク術というのは、上っ面だけのまやかしのようなものです。
「能なしの口たたき」と言われないよう、正しいコミュニケーションスキルを身に付けて、仕事も円滑に進めたいものですね。