腹を探る
【漢字】腹を探る
【読み】はらをさぐる
【意味】それとなく相手の真意を聞こうとする。
【例文1】好きな人はいるのか友人に意中の人の腹を探ってもらう。
【例文2】ライバルの腹を探る。
【例文3】分析して腹を探る。
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腹を探るとは
相手の考えを知る為に、色んな策を用いてその本心を知ろうとする事を「腹を探る」と言います。敵対する相手や仲間に引き入れたい人の心を知る為に、あの手この手を労するのです。特に味方にしたい相手がまずは何を考えているのかを知る必要があり、そこを確認する為の第一段階としてその人物の人となりを調べれば、自ずと策が見えて来ます。気の強い人なら低姿勢に接し、気弱な相手なら時に優しくしつつここぞという時に押してみて、相手の反応を窺います。たまに揺さぶりを掛けるのも、相手の性格を知るきっかけになるかもしれませんし、そうしながら反応が良ければ継続して、どうも手応えが悪いなら別の策に切り替えてみる。腹を探るとは相手の反応を見る事が前提であり、核心に移行するかはそこを確かめてからなのです。果たして自分のペースに相手をうまく引き込めるか否かはこの作業が必要不可欠であり、そこでの反応如何で次の自分の出方が決まって来るのです。出来る事なら最初の段階で失敗はしたくはないですし、ただ反応を見るのに相手を激昂させては却って自殺行為になってしまいます。相手を本気にさせず、出来ればこちらの誘いに乗せるようにしたいのがまさに「腹を探る」であり、お互いにそうする事は「腹の探り合い」となりそれこそジャブの応酬となります。