油を売る
【漢字】油を売る
【読み】あぶらをうる
【意味】何かをしなければならないのに一時的に休息したり他の事をする。
【例文1】喫茶店で油を売る。
【例文2】買い物の帰りに公園で油を売る。
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油を売るという意味は一見、無駄なようにも見えますが
油を売るという意味は、サボっていたり、どこかで無駄に世間話をしていたりといった光景が目に浮かびます。
しかし、もともとの意味は今のように良くないことではなかったようです。
油売りが油を売るために、必死に世間話をしていたことから考えると、営業マンや接客業などが、仕事のために世間話をするのを思い浮かべてしまいます。
中には人と会話をするのが好きで、それがきっかけで仕事をしている人もいます。
しかし、度が過ぎてしまい、商売そっちのけで話し込んでしまうのは、やはり今で言うただ油を売っているだけになってしまうかもしれません。
油を売るというあまり良くないとも思われる行為も、もしかしたら別のメリットがあるのかもしれません。
油を売って世間話をしている主婦同士は、それで日頃のストレスを解消できているかもしれません。
また、無駄な世間話が発展して、思わぬ良いアイデアが浮かぶこともあります。
無駄話が必ずしも悪いことばかりとは限らないと思います。
油を売るとは少し意味が違うかもしれませんが、一人でいてもつい無駄な時間を過ごしてテレビを見てしまうことがあります。
しかし、時にはテレビ番組の中で有益な情報を伝えている場合があります。
無駄に油を売ったとしても、何らかの利益をもたらしていることも多いのではないかと思います。
油を売るとは
「油を売る」とは、人目を盗んで仕事中に怠けることを意味します。この由来は江戸時代の「油売り」という仕事からきていて、江戸時代の油売りは一軒一軒訪問販売をしていて柄杓を使い桶からお客の容器に移すという売り方をしていました。油は粘度が高いためなかなか容器から容器に移すことができず時間がかかっていました。その間の時間を繋ぐためにお客と世間話などをしている様子が決して仕事をサボっているのではないのですが周囲から見れば仕事中に雑談をしているのが怠けているように見えたことから油を売るは仕事の合間にサボるという意味になりました。
使い方として「油を売っている間に夕方になってしまった。」「油を売っていないで早く仕事に戻りなさい。」といった使い方をします。
私もよく仕事中に仕事仲間と喋っていると仕事内容の話であっても会話の内容が聞こえない周りから見れば雑談をしているように見られよく「おい!油を売るな!」と言われたことがあります。決して油を売っているつもりはなくても周りからしたら怠けているように見られると良くは思われません。時と場合を考えメリハリをつけるようにすることで油を売っていると思われることは少なくなりますので油を売るなと言われないような行動をとるようにしましょう。
油を売る同僚
同じ部署にいつも暇そうな同僚が二人います。
Aさんはいつも定時ギリギリに出社して、あわよくば早退したがり、たまに上長に「最近多いと思うんだけど!」と怒られています。
ちなみに40は確実に過ぎているおっさんです。
しょっちゅうトイレや給湯室に行き油を売る。
11時30分頃にはさっさとお昼に行き、定時には誰よりも早く帰ります。
あまり仕事を任されていないのだろうなぁ・・・と気の毒になります。
でもAはそれに関してなんとも思っていないようです。
Bさんはいつも社内を徘徊し油を売ることに精を出しています。
たまにB宛に電話が入ると本当に困ります。
いつも独り言を言い、ちょっと仕事が立て込むと大げさに忙しがります。それはそれは大きなため息をついたり・・・
そのくせ油を売ることは忘れません。
Bは無駄な動きがとても多いです。
コピーを取る回数も部内で一番多く、シュレッダーも多く利用しています。
恐らくミスプリントが多いのだと思います。
早く異動になってくれないかな?と思います。
目障りだし、耳障りだし、存在がもう邪魔です。
二人ともいいおっさんなのに、きちんと仕事ができなくても大企業で年収いくらもらってんだよ。と、絶対わたしより多くもらっているので悔しくなります。