面目次第もない
【漢字】面目次第もない
【読み】めんもくしだいもない
【意味】恥ずかしくて人に合わせる事ができない。
【例文1】結婚詐欺に遭い、会社に行くのも面目次第もない。
【例文2】昨日は酔っ払って面目次第もない。
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入念な準備の大事さについて
面目次第もない、という言葉の意味は、申し訳が立たず顔向けできない、ということを言います。
よく、面目ないという言葉は多用されますが、同じ意味です。
この言葉は、謝罪の際に使われることが多いです。
例えば、「期待されていたが、結果が出ずに面目次第もない」とか、「このような事態を起こし、面目次第もない」といったネガティブな表現です。
スポーツ選手でも、例えば大事なオリンピックの試合で、メダルを期待されながら、メダルを獲得できなかった場合には選手の口から思わず発せられる言葉です。
結果が出ないのは、やはり何かが足りなかったことです。
確かに選手として、練習は入念にやっていた場合でも、試合で結果が出ないのは、その試合でのプレッシャーに打ち勝つ気持ちが足りなかったかもしれませんし、相手との駆け引きに負けてしまうこともあるでしょう。
結果が出るということは、あらゆるシナリオ、シーンを想定していて、それぞれに対して準備ができているからこそなのです。
たまに、言い訳のようなことをいう選手もいますが、やはり結果が出ないのは、その選手個人にあるのです。
来年は平昌オリンピックが開催されます。
日本の選手が活躍することを願うばかりです。
面目次第もない
自分にとって大事な相手に迷惑を掛けてしまった時、申し訳なさから出てしまう気持ちを言葉で表すのが「面目次第もない」です。懇意にしている取引先に思わぬ損失を与えてしまった時などは、会社のトップ自らが出向いて謝罪を行う場面で「本当に面目次第もない」と切り出す事も多く見られます。面目は顔の事であり、要は「合わせる顔がない」という事の謙譲語とも言えます。武家社会でこの発言をする程の失態を犯していれば、即座に切腹でもしなければならない位の大事をやらかしたという事です。現代社会で腹を切る謝罪はやらないにせよ、それ相応の償いは覚悟して臨まねば容易に容赦はして貰えない筈です。身内の恥で身近な友人知人に幾許かの迷惑を被らせた時にも、ある程度歳の行った方はそう言う理を述べられると思います。若い世代が使用すると少し軽くなりますし、年輪を経た人の「面目次第もない」という言葉はそれだけで重厚感があり謝罪に箔が付くのです。そういう謝罪をする方も予期せぬ出来事であると相手に理解を求めねばならず、誠心誠意伝える努力をする必要があるのです。その為に「面目次第もない」という言葉を使用するのはとても賢明であり、平謝りする相手がそう言い出せば許さない訳に行かないと思わせてくれる言葉であります。