漁夫の利

【漢字】漁夫の利
【読み】ぎょふのり
【意味】ハマグリを捕らえようとしたシギが、ハマグリの口が閉じてしまい口ばしが取れなくなってもがいている所を漁師がふたつ得た話しから、両者が争っているうち第三者が簡単に利益をさらっていくことをいう。
【例文1】釣り人がまいた餌で魚が釣れた。まさに漁夫の利だ。
【例文2】激戦レース中、前の二人が転倒して漁夫の利だ。

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漁夫の利のような経験

毎日の生活の中では、なかなか漁夫の利のような、棚から牡丹餅みたいな経験をしたことは、ほとんどありません。
しかし、世の中にはそういう経験をする人もいるのかと思うと、少し羨ましい気もします。

そういう人はもしかしたら、日頃の行いが良く、そういった幸運に恵まれてもおかしくはない人なのかもしれません。

欲が強すぎると、逆に失うものも多くなってしまうのかもしれません。
何もしなくても幸運がやってくるということは、人生の中でも1度あったら、非常にラッキーなことかもしれません。

予期していなかったことで、突然儲かった経験はあります。
これを漁夫の利と言ってよいのかどうかはわかりません。

以前、たまたまドライブ中にトイレを探していたのですが、これといった場所が見つからずに、目の前にあったパチンコ店に入ったことがありました。
トイレのお礼に100円だけパチンコをしようと思いました。

私はそれまで1度もパチンコをやったことがありませんでした。
しかし、運良くジャラジャラと玉が流れてきて、すぐに打ち止めになってしまいました。

その時は予想もしていないくらい勝ってしまい、自分でもびっくりしてしまいました。
おそらくビギナーズラックだったのだと思います。

漁夫の利を得る人は策略家

生活している中で、漁夫の利を得る人を見る機会があり、その度に策略家だなと感じます。
以前会社で、直属の上司と別部署の上司が休日出勤のローテーションについて揉めていましたが、その間に2人の部署以外の上司が比較的楽な当番を選びました。
結局残っている当番は、両方同じくらいの負担がある当番だったため、争いは終わりやられたと言っていました。
人が争っている間に、さっと分け入り漁夫の利を得る人を見て、策略家だなと感心しました。
漁夫の利を得るような行為は、家庭内でも良くあって私が子供の時に兄がやっていました。
私は2人兄弟ですが、母の妹が一緒に住んでいて兄弟のような関係でした。
その為、兄弟喧嘩は3人でやる事が多く、お風呂に入る順番でトラブルが頻繁にありました。私と母の妹がお風呂の準備について争っていると、知らない間に兄がお風呂に入っていることが多々あり、争う事なくお風呂に入り策略家だなと思っていました。
私も兄の真似をしてみようと考え、2人が争うのを待っていましたが、母の妹と兄がお風呂について争う事がなく漁夫の利を得られませんでした。
漁夫の利を得るような人は、要領が良いところがあり無駄な喧嘩をしない特徴もあるようで、色々な面で策略に優れていると思います。