人事を尽くして天命を待つ
【漢字】人事を尽くして天命を待つ
【読み】じんじをつくしててんめいをまつ
【意味】出来ることは全てやったのであとは運命に任せるだけである。
【例文1】山で遭難して目印を大きく残して人事を尽くして天命を待つ。
【例文2】合格発表は人事を尽くして天命を待つ。
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「人事を尽くして天命を待つ」と気持ちが楽になります
目標の結果に対して、人事を尽くして天命を待つ事も大事な事といえるでしょう。
自分が出来る限りの事をすることが人事を尽くす意味ですが、そうするとある程度は良い意味の諦めが持てるのかもしれません。
確かにとても人生の参考や指針ともなるような「ことわざ」のひとつでしょうが、個人的な意見もあります。
それは自分の努力をするのは重要ですが、それだけに執着せずに他人とも協力しながら目標に向かった方がより良い結果につながるのでは?ということです。
もちろん個人競技などでは自分の練習量や才能などが物をいうのでしょうが、それでも良いコーチが教えてくれるなどの他人の協力も成功には必要です。
そういう相手と良いコミュ二ケーションを取って信頼関係を築いたりすることで、ことわざの「人事を尽くして天命を待つ」もより効果的だという気持ちがあります。
自分と他人は当然ですが、人間なので成功するかどうかは不明ですよね。
なので、その時には肩に入った余計な力を抜いて、天命に任せようと思うと、気持ちがすっとして楽になります。
自分が、この言葉で、そんな気持ちになった時の思い出としては、「高校受験」「宅建の資格試験」の合格発表などがあります。
受験生にとって人事を尽くして天命を待つ
これから受験シーズンが到来します。
受験生にとっては重要なシーズンであり、悔いを残さないためにもやるべきことはすべてやっていく意気込みであると思います。
まさに、人事を尽くして天命を待つという境地になるようにしなければなりません。
もともとの意味は、全力で努力をし、その後は静かに天命に任せるということで、どんな結果になろうとも、悔いが残らない、というものです。
受験生に限らず、仕事においても準備を怠るといいことはありませんし、準備を怠ると必ず失敗します。
最近は、人事を尽くして天命を待つようなことを忙しさにかまけてやっていないことが多い気がします。
年齢を重ねることにより、努力をするということが、無駄なこともあるという気持ちも芽生えてしまっています。
例えば、業務上、上司の指示に従い、入念に準備を進めていたことが、鶴の一声で方針が変わり、一からやり直しが必要なことも多々あります。
また、準備を進めていたが、実際には出来レースとしてかませ犬のような役割であったことが後に分かるといった、理不尽なこともあります。
このように、年齢を重ねる度に、人事を尽くして天命を待つことができなくなっていることも事実ではないかと思うばかりです。