燎原の火

【漢字】燎原の火
【読み】りょうげんのひ
【意味】野原に火がつくと激しく燃え移るたとえからものすごい勢いで広がっていく様子。
【例文】SNS投稿が燎原の火のごとく拡散される。

燎原の火をテーマにした記事

燎原の火がよい状況を生み出すものなら歓迎したいですね

「燎原の火」とは「りょうげんのひ」と読みます。
この燎原の火 の燎原とは野原が燃えることを意味します。
野原というのは、山火事などでみられるようにあっという間に火がつくと燃え広がってしまいますよね。
そしてその火を消すことはなかなかできません。
それなので「燎原の火 」ということわざはあっという間に広がってしまって、もう、どうしようもできないような状況をさします。

山火事の広がりもなかなか防ぎようがありませんが、インターネットを使ったSNSも似たようなところがありますよね。
一旦広がってしまえば、誰にも防ぎようがないという状態になってしまいますね。
ですから、インターネットのSNSは偽情報や、悪い情報を流さないようにそして、いい加減な情報を信じないようによいことだけに使っていきたいものですね。

日大のアメリカンフットボール部の監督による不祥事は正に燎原の火 のごとく、日本中、そして、世界にも広まりましたね。
こちらは、悪しき習慣をSNSの力で防ぐことに繋がりなかなかよかったと思います。
悪の力を蔓延させないようにネットを利用するのはよいと思いました。

山火事を連想すると燎原の火 は怖いことですが、悪が世の中に広がって隠しようがないというような状況は歓迎すべきものだなあと思いました。

日大を糾弾する人々の声は「燎原の火」のように

アメリカでは大人気のアメリカンフットボールですが、日本では野球ほどには認知も人気も無いスポーツです。
そのアメリカンフットボールが、ここ数か月の間にテレビをはじめとして、多くのマスコミに登場するようになっています。
それは輝かしい試合中継というのではなく、ほんの数秒の選手の動きを映したものでした。
その選手は日本大学の選手で、マスコミで取り上げられるようになった動きは、対戦相手の関西学院大学の選手に対して危険なタックルをしているというもの。
そのタックルのせいで、関西学院大学の選手は大怪我をしました。
まだ試合が始まったばかりという場面での不自然なタックルは、実は日大の監督による指示だったことがだんだん判明するにつれ、アメリカンフットボール自体を知らなかったり、興味が無かったという人も注目するようになりました。
やがて、監督は日大の人事も握る人物で、誰もそのワンマンな言動に抗うことができないという日大の体制も、連日マスコミで解説されるようになります。
教育の最高学府としての大学で、教職員組合までもが反旗を翻すようになった今、社会では偏狭な日大の体質を改めよという声が「燎原の火」のように広がり続けています。