付け焼き刃

【漢字】付け焼き刃
【読み】つけやきば
【意味】切れ味の悪い刀にはがねの焼き刃を付け足した応急処置では、実際はその場しのぎであり役に立たないこと。
【例文1】雨漏りしてシートで屋根を覆ったが、大雨になると付け焼き刃だから早く業者を呼ぼう。
【例文2】洪水対策に砂袋を置いただけでは付け焼き刃だ。
【例文3】釣った魚をサビたナイフでさばくのは付け焼き刃だ。

付け焼き刃をテーマにした記事

付け焼き刃程度の知識では歯が立ちませんでした

私は高校生の時に、就職を有利に運ぼうと思い、資格を取ろうと考えたのです。
しかし特にやりたい事がなかった私は、何の資格を取ったらいいのか分かりませんでした。
それで取りあえずメジャーな資格を取っておけばいいだろうと思い、簿記検定を受験する事にしたのです。
始め三級を受験しようとしましたが、二級以上でないと就職に有利に働かないと聞いたので、二級を受験する事にしました。
これまで簿記の勉強を全くしてませんから、理解するまで時間が掛かりました。
ですが勉強を進めて行く内に、段々簿記の全体像がイメージできるようになり、これなら合格間違いなしと思ったのです。
そしていよいよ、受験となりました。
ところが実際の試験問題は簿記の深い知識を要求するものであり、私のような付け焼き刃程度の知識では答えを導き出す事が出来ませんでした。
それであっという間に時間が過ぎて行き、ほとんど答えを書けずに試験が終了してしまったのです。
結果は不合格となり、自分の簿記に対する考えの甘さを悔いたのです。
これを教訓にして私は、簿記の勉強に時間を掛けて真面目に取り組み、再び二級の試験を受験しました。
今度はしっかり簿記の深い所まで勉強したので、見事合格をする事が出来ました。
今回の事で私は、付け焼き刃程度の勉強はいけないと思い知ったのです。