盗人に追い銭
【漢字】盗人に追い銭
【読み】ぬすびとにおいせん
【意味】損した上にさらに損する。
【例文1】競馬ですってしまった。電車賃に望みをかけたが、盗人に追い銭で帰る手段もなくなった。
【例文2】パー券を買わされ、何枚も余った。盗人に追い銭だ。
【例文3】盗品を売って逮捕され盗人に追い銭だ。
盗人に追い銭をテーマにした記事
結果的に盗人に追い銭となってしまいました
ある日私の家に、金融商品に投資をしませんかという、勧誘の電話が掛かってきました。
投資なんかに関心がなかった私は、直ぐに電話を切ろうとしました。
ですが少しだけでいいから話をさせてほしいと言うので、しばらく話しを聞く事にしたのです。
相手の話し方がとても巧みだったので、私はいつの間にか投資をしたくなってしまったのです。
それで貯金をいくらか取り崩し、この金融商品に投資をしました。
その後配当が受け取れるはずの期日になっても配当が得られなかったので、問い合わせてみる事にしました。
以前はつながった電話がいつの間にか繋がらなくなっており、この時私は騙されたと気が付いたのです。
警察に訴えようかなと思いましたが、被害額が少額だったので、訴える事はしませんでした。
しかしその後、被害者団体なる所から電話が来ました。
なんでも私と同じようにお金を騙し取られた人が大勢いて、その人達が被害者団体を設立したという事だったのです。
それで騙し取られたお金を取り戻す為に、幾らかの出費をして欲しいと頼まれました。
騙し取られたお金が取り戻せるならと思い、私はこの団体にお金を払いました。
ですが、その後全く音沙汰はなく、後日この被害者団体は存在せず、私からお金を騙し取った奴らが再びお金を騙し取る為にやったのだと分かったのです。
盗人に追い銭とは正にこの事で、未だに騙し取られたお金は戻って来ていません。