底を突く

【漢字】底を突く
【読み】そこをつく
【意味】全部なくなる。
【例文1】貯金が底を突く。
【例文2】避難生活が続き食糧が底を突く。
【例文3】燃料が底を突く。

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底を突くか尽く?どっちが正しい?

底をつくってちょっと悲しいニュアンスの言葉ですね。貯金が底をつく、食料が底をつくなどして「あ~もうだめだ~」という状況でよく使います。この底をつくという言葉ですが漢字で書くと突く、尽くのどちらが正しいのでしょうか?言葉の意味を考えると使い尽きた感じなのでついつい「底を尽く」と書いてしまいがちです。
しかし「底を突く」が正解です。底を突くの語源を考えると分かりやすいです。お米が入った入れ物があって、お米がだんだんと減ってくると入れ物の底が見えてきますね。指先で底が突けるようになってきます。そこから転じて沢山あったものがなくなってしまうことを「底が突く」と言うようになりました。
あと、ここを勘違いしている人はまずいないと思いますが、「底を突く」のことを「そこを突く」だと思っている人はいませんか?
「そこを突くってどこを突くの?」
私の子どもが小学生の頃に私にこう聞いてきました。でも音だけ聞いていると確かにそう聞こえますね。そこを突くか~可愛い勘違いですね。こういった聞き違いが出来るのも日本語ならではだと思います。改めて日本語って面白いというか楽しい言語だなと思います。同音異義語ってあまり英語では見かけませんからね。

底を突いた状態っていつ?

これを買わないとご飯がどうにもならないというのが「お米」です。米の容器が満杯だったのが段々と減ってきてとうとう底を突くようになってくると「ああ~お米買わなきゃ!」と思います。私はいつもギリギリにならないと次を買いません。お米も生鮮食品ですからあまり前々から買い足してしまうと鮮度が落ちますからね。
でも例えばトイレットペーパーなどの腐らないものについてはいつ次を買い足すのか?これって人によって個人差が大きいと思います。というのも以前会社の同僚との会話でこのいつをもって「底を突いた」と思って買い足すかが議論になったことがあります。トイレットペーパーなら最後の一個。いやいや最後の段の4個だよという人もいました。お醤油ならボトルの一番下の溝の部分まで醤油が減った時かな~などと様々な意見がありました。意外とみんな自分の中で「底を突いた状態」についてボーダーラインを明確に定めているんだな~と感心しました。
その中でたった一人「私は何でも一個予備がある状態にしておきたいので、予備の一個に手を付けた時に買い足します!」という人がいました。その人のうちには今使っている醤油のボトルとは別に常に予備の一本が流し台ん下にキープしてあるのだそうです。トイレットペーパーも同じです。全然底を突いていない状態で買い足す人もいるのですね。