馬鹿に付ける薬はない
【漢字】馬鹿に付ける薬はない
【読み】ばかにつけるくすりはない
【意味】ケガに付ける薬はいくらでもあるが、世間の常識がない人や物事の筋道を理解していない人は救いようがないという意味。
【例文1】何回言っても奴は聞かないので、もう馬鹿に付ける薬はない。
【例文2】馬鹿に付ける薬はないから放って置く。
【例文3】救いようがなく、もう馬鹿に付ける薬はない。
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「馬鹿に付ける薬はない」の馬鹿は心の馬鹿です
「馬鹿に付ける薬はない」これは愚かな人には何をしてあげても意味がない、変わらないといった意味でよく使われることわざです。
しかし、愚かなどうしようもない人間は薬では治らないとも取れます。
病気であれば、処方された薬で治ることもありますが、愚かな人間とは薬では治りません。
その人間の本質が変わらなければ変わることはありません。
これは愚かな人間自身が心を改めることが出来れば、変わることが出来るということです。
しかしなかなか人の本質というのは変わらないので、愚かな人間に効く「お薬」が開発されればもっと平和な世の中が来るのにと考えてしまいます。
「馬鹿に付ける薬はない」の馬鹿はあくまでも愚かな人を指します。
世間一般では勉強の成績のいい人を頭が良い、成績の悪い人を馬鹿と呼ぶことがありますが、このことわざは全くあてはまりません。
成績の悪い人は何をしてあげても意味がない、変わらないという意味ではありません。
成績の悪い人は、変わります。ちょっとしたアドバイスや指導でグンと成績が伸びることもあります。
それは人から与えられる薬です。成績の悪い人には薬がちゃんと効くので、周りが処方してあげることはとても大切なことです。
馬鹿に付ける薬は無いの言葉の意味
馬鹿に付ける薬は無いと言う言葉ですが、馬鹿は怪我や病気の類では無く、自分自身の問題であり、日頃の行動や考え方が余りに愚かであり、薬では到底治す事が出来ない事から、この言葉が生まれました。この馬鹿と言う言葉は愚かな者を指しており、過去の自分の失敗や過ちを全く活かす事が出来ず、何度も繰り返してしまう人を指しております。その様な人は薬以上の何かを使わなければ治す事が出来ません。類義語としては、馬鹿は死ななきゃ治らないが挙げられます。死とは薬以上の物ですので、馬鹿を治すにはそのくらいの覚悟が必要になると言う事です。具体的な言葉の使い方としては、借金問題等で、家族や周りの人に迷惑を掛けた人が、後の再び同じ問題で同じ様に家族に迷惑を掛けてしまった場合に使ったり、家族の事をかえりみる事無く自分のやりたい事、例えば新しく事業や会社を起こし失敗を繰り返してしまう人に対して使ったりします。裏を返すと、馬鹿に付ける薬はこの世の中にはありませんが、自分自身の気持ちや考え方、行動を治して行く事で、周りの人から見た「馬鹿」が治せると言う事にもなります。但し、馬鹿は死んでも治らないと言う言葉も有りますので、その様な愚かな者は生まれ変わらないと治らないのかも知れせん。
馬鹿に付ける薬はない。あったら既に使っています。
「馬鹿に付ける薬はない」とは、そのままの意味で馬鹿を治療する手立てはなく救いようがないとあきれる様子を表現しています。
「お前のような馬鹿に付ける薬はない」という風に使うと、貴重な薬を馬鹿に使うのは勿体無いという意味にも受け取ることが出来そうです。
馬鹿とは相手を侮蔑するときに使用する言葉ですが、いささか表現力に欠けていて子供の喧嘩や理性が吹き飛んだ状態でしか使えそうにないです。
気軽に馬鹿を連発する人間も稀にいますが、それほど賢いようには見えないのが残念です。
そもそも、なぜ馬鹿と呼ばれる人が存在する状況になるのでしょうか。
分別がつかない、理解力がない、個々の能力差など様々な理由が考えられますが、結局のところ相手に多くを期待しすぎていることが原因に思えます。
自他共に、相手をある程度は許容する余裕が欲しいところです。
ただ、意図が全くただのひとつも伝わらないような状況に放り込まれると、流石に相手の馬鹿さ加減を責めずに入られません。
日本語の文法を完全に無視した説明文や取扱説明書すら存在し、「これを書いたヤツは馬鹿じゃないの」と憤懣やるかたない思いをすることもしばしばです。
チンプンカンプンな文章を創作した相手を探し出して、馬鹿に付ける薬を処方したい気分にすらなります。