下手の横好き
【漢字】下手の横好き
【読み】へたのよこずき
【意味】下手ではあるが、熱中していること。自分に対して言う言葉として用いる。
【例文1】下手の横好きから始めた小物作りが家具を作るまでになった。
【例文2】下手の横好きだが、自己満足だ。
【例文3】お店開けるんじゃない?いえいえ下手の横好きですよ。
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下手の横好き歴10年で日曜大工にはまる
下手の横好きとは出来映えはさておき、自分で満足していることです。
誰でもひとつくらいは熱中しているものがあるのではないでしょうか?
まわりから何て評価されようが、自分で作り上げた物は愛着あるものですよね。
私は学生の頃からインテリアに興味を持ち、自分の持ちがねでは買えないつらさを知り、ホームセンターで安い木材を買い植木鉢ち置きを作った事がきっかけで日曜大工が好になりました。さらに頑丈にビスで留めればテレビ台が作れるんじゃないかと思い、作りました。ひとつの扉が傾いていますが、なかなかの出来栄えで家族がびっくりしていました。姉の注文を受け今度は小さめの本棚を作ってほしいと言われました。日曜大工のいいところは部屋に合わせて家具のサイズが自由に作れることです。家族からは家具職人になれるんじゃない?とはやしたてられましたが、少々の誤差は気にしない性格でして下手の横好きくらいが丁度いいと思っています。
今でも暇を見つけては子どもたちのために椅子やテーブルを作っています。
中学時代の部活で痛感した「下手の横好き」
皆さんは、好きこそものの上手なれ、という諺を知っていることと思います。取り組んでいる物事が好きであれば、それが趣味や仕事問わず自然と努力をするので伸びしろはありますし、継続すれば結果はついてきます。一方で、下手の横好きというのは、好きで努力はしているけれど結果が伴わないという意味です。私は中学時代に軟式ソフトテニス部に所属していました。誰よりも練習への出席率は良かったし、テニスコート整備も率先して行っていました。「努力は必ず報われる」と心の中で誓いながら。しかし、専用のコーチがマンツーマンで指導してくれても、私のテニスプレーは全く上達せず、中体連(中学生の夏の大会)で一回戦で負けてしまいました。好きで練習を頑張っていたテニスに対して絶望を感じた一瞬でした。勉強よりスポーツの方がセンスを問われます。同じ部活内で、ろくに練習に参加せず、むしろ面倒くさいが口癖の友人が中体連で九州大会の準々決勝まで勝ち進んでいました。その友人に聞くと、特にテニスが好きなわけではなく、テニスをしている女子はモテるイメージがあるからという動機で入部したそうです。私はその時、入部した動機の違いに驚きましたし、一概に好きだから上達するものではないんだなということを痛感しました。テニスが好きで誰よりも練習への参加率が良かった私が一回戦で負けてしまったこの事実は、まさに「下手の横好き」で表現できます。