安物買いの銭失い

【漢字】安物買いの銭失い
【読み】やすものがいのぜにうしない
【意味】安いからといって買っても質が悪く使い勝手の悪さから買い替えしなければならず、結果お金の無駄使いになるという意味。
【例文1】安物買いの銭失いばかりするから、部屋が物で溢れている。
【例文2】安い商品に飛びつきすぐ壊れて修理代が高くついた。安物買いの銭失いだ。
【例文3】ただで譲ってもらった車のガソリン代が高く、安物買いの銭失いだ。

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まとめ買いが安物買いの銭失いとなりました

安物買いの銭失いとは安い物は壊れやすく結局は買い替えが必要になりかえってお金の無駄であるということです。

家計を預かる主婦の身としてはやはり少しでも安いものを買いたいと思うのは当然ではないでしょうか。
マイホーム資金のために日ごろから節約を心がけています。
近くにドラッグストアがオープンして今や食材まで買えて大変便利です。
偏頭痛持ちなのでオープン価格で頭痛薬が大幅に安くなっていて、つい3箱も買いだめしました。基本、市販の薬でもなんでもメーカーにこだわらず効きます。買って間もないうちに偏頭痛がきました。この前買っておいた薬を飲みました。5分もすれば効くだろうと思ってソファに横になりました。ところが5分経っても10分経っても1時間経っても効き目が表れません。6時間後にあと2錠飲んでも結局は効きませんでした。我慢して眠りにつき翌日、いつも常用している薬を買いました。

「安物買いの銭失い」はデフレには似合わない?

「安物買いの銭失い」は誰でも一度は聞いたことのある言葉だと思います。「安価なものはそれだけ質も劣るので結局は銭カネを捨てるに等しい結果となる」の意味でいろはかるたの江戸版に集録されています。その時代からの消費行動に基づいた教訓だったに違いありません。今は違うよと言われる方もいると思います。「安い物でも質の良いものもある」という主張が出てくるのはデフレの時代と決まっています。インフレになれば「安かろう悪かろう」が蔓延するのです。ここ何年もデフレが続いていますから、「安くなければ物が売れない。だから良い品物ですら値引きをして販売する」という手法がとられているのです。消費者には恩恵がありますが、長く続くと体力のない会社では屋台骨がぐらつく事態に陥るところも出てきます。そうするとどうなるか、今、地方で問題となっている買い物難民や、商店街空洞化問題が湧き上がるのです。
どんな店舗も仕入れた値段に販売マージンや経費を上乗せして小売り価格を決めますから、安売りでマージンがとれなければ従業員の給料や電気代や家賃まで払えなくなり撤退が余儀なくされます。店舗の閉店が続くと商店街としての集客力がなくなりますから、いよいよ多店舗までお客様が減るという悪循環に陥るのです。需要と供給のある競争社会の原理として避けては通れないことではありますが、最終的に買い物をする店舗がなくなれば困るのは消費者ですから、行政の対応とともに一人ひとりの賢い購買行動を見直す時期なのかもしれません。