地獄の沙汰も金次第
【漢字】地獄の沙汰も金次第
【読み】じごくのさたもかねしだい
【意味】どんな事でもお金さえあれば解決できるもの。
【例文1】地獄の沙汰も金次第の世の中になったもんだ。
【例文2】どんな悪事を働いても地獄の沙汰も金次第だ。
【例文3】金額次第で地獄の沙汰も金次第だ。
地獄の沙汰も金次第をテーマにした記事
「地獄の沙汰も金次第」でも愛情の沙汰は金次第じゃない・・と信じたい
「地獄の沙汰も金次第」これを言葉通りの意味で解釈すると世の中なんでも金の力でどうにでもなる、どんな悪さをしても金さえあればその善悪や是非も変えることが出来ると取れます。
なんとも恐ろしい言葉です。
ことわざは、世のため人のための言葉が多い中で、なんともリアルというか、ある意味とても現実的というか・・
でも、このことわざには別の解釈もあるようで、金に強欲だった人間が亡くなったとき貯めていた財産を人々に分け与えて、地獄行きを免れたといった話でお金は自分のためではなく人々のために使いなさいと言った教訓の意味があるというものです。
でも、この意味を「地獄の沙汰も金次第」でくみ取るのはちょっと難しいですね。
実際世の中お金でどうにかなることはいっぱいあるし、最近のニュースで警察官と暴力団の情報漏洩の事件が報道されているけど、あるコメンテーターは警察官が暴力団から別の暴力団の情報を得るためにお金を渡すこともあるとか、ないとか・・。
あってはならないことだけど、実際お金の力はやっぱり大きいのが現実です。
お金持ちと結婚したい、金儲けがしたい、宝くじ当たらないかな・・誰もがお金は大切ですもんね。
でも人の愛情だけは金次第にはならない、それだけは信じたいなって思います。
まさに地獄の沙汰も金次第
わたしは最近、心から「地獄の沙汰も金次第」を実感できる出来事に出会いました。電車に乗り間違えて、自分の行きたかった駅に行くことができず、しかもそれに気づいたのが今まで降りたことのない駅で、さらには降りた電車がその路線の終電だったのです。もう自分の目的地にその日のうちに着くことは間違いなく無理だったので、仕方なく泊まる予定にしていたホテルに電話をかけました。そのときは、朝までいったいどのように過ごしたらいいんだろう・・・とかなり落ち込んでいました。
ところが、電話したホテルのスタッフの方に、なんとたまたまその駅の近くに系列のホテルがあり、普通は当日の宿泊を受け付けていないが、特別に部屋を用意することができると言ってくださったのです。ただし、泊まる予定だったホテルの料金と、さらに泊めてもらえるホテルの通常宿泊料金がプラスで2万円発生すると言われてしまいました。
言われたホテルに到着すると、なんと用意してくれた部屋は高層階のオーシャンビュー!通常の客室に禁煙の部屋が空いてなかったという理由で、部屋をランクアップしてくれたのです。夢のような空間で過ごすことができ、地獄から天国にジャンプアップしたような夜でした。