有名無実
【漢字】有名無実
【読み】ゆうめいむじつ
【意味】名ばかり有名で実質的には大したことない。
【例文1】社長は2代目なので、役員よりも若く有名無実だ。
【例文2】コネ入社で有名無実だ。
【例文3】実際は有名無実で雑用係だ。
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社会に多い有名無実
名ばかりが立派で、それに見合う実質が伴わっていない様のことを有名無実と言います。
私は社会人15年目ですが、このような有名無実の人が多いことに大変驚きますし、自分が情けなくなることもあります。
例えば、ご両親が立派な方で重要な役職に就かれているのですが、子どもは全く使い物にならない人材であったりします。
また、親のコネで入社した子が全く仕事にやる気を見せず、なんでも他人に丸投げをすることも多いです。
このような実質がともなわない人材と、一生懸命勉強や努力をして入社した人材との実力差は歴然ですが、実質がともなわない人材が出世してしまうことも実際にはあります。
私は、親が立派だから、子も立派という考えを持っていません。
親の背中を見て子は育つといいますが、子は普段親が働いている姿を見てるわけではありませんので、いかに日頃の子育てが大事であるかがわかります。
子育てにおいては、親の名とか家柄は二の次であり、自分が努力して成長していかないと社会では通用しないことを生活の中で教えてあげなければなりません。
一方で、親のコネなどで入社した人材への扱いも大変厄介であることも事実ですので、このような方が部署にいらっしゃれば、上司と相談しながら対応をしていく必要があります。
有名無実の言葉の意味と使われ方
有名無実の言葉の意味ですが、名前や名称ばかりでそれに伴う事実や実質的効果等が無い事又はその様な状態を意味する言葉です。具体的な使われ方としては、会社等では様々なプロジェクトが作られたりしますが、その名前や考え方、企画内容等は大変素晴らしいのですが、実質的な活動がほとんどされておらず、その為にその活動に伴う成果物のアウトプットもほとんど無い状態を表します。又、名ばかり管理職にもこの言葉が当てはまり、役職名称は素晴らしいのですが、実際の活動等が他人任せで有ったり、自分の保身の為の活動で有ったりする為、実質的な成果が無い場合等が上げられます。又、別の使われ方としては「将来的には受験生が大学を選ぶようになるので、大学入試は有名無実になるだろう」等や、政府が作った制度にも名前ばかりで、実際には運用が各自治体でまちまちで有ったり、運用がされていない場合等もこの言葉が当てはまります。とにかく名前はある物の、実質的には意味の無い物等を表す時の使います。同類の言葉としては、骨抜きにする、形骸化する、空洞化する、弱体化する、有名亡実、名存実亡等が有り、言葉としての意味合いは同じ様な場面や事象で使用します。