虫も殺さない
【漢字】虫も殺さない
【読み】むしもころさない
【意味】虫さえも殺せそうにないような非常におとなしいそうな人。
【例文1】虫も殺さないような顔して子どもを虐待していたなんて・・。
【例文2】虫も殺さないような温厚な彼女が元暴走族だなんて見えない。
【例文3】虫も殺さないような顔で裏ではいじめの主犯格だなんて。
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「虫も殺さない」を使う場面について
よく「虫も殺さない」という言葉を耳にすることがありますよね。
これは性格が穏やかであることの物の例えで使います。
一見いいように聞こえますが、実際は対義語に使われることが圧倒的に多いのです。
では、どういう場面で使われるのかを見ていきましょう。
例えば「虫も殺せないような顔をしてるのに、あんな酷いことをするなんて・・」のような、外見と内面が相違している人を主に表してますね。
しかし実際、虫も殺さないような顔をしていて、本当に虫を殺さないような人ってまず居ませんよね。
他にも、
「彼は虫も殺さないような顔をしているが、陰ではずいぶん悪いことをしているみたいだ」
「虫も殺さないような顔をした彼女が、まさかあんな残忍なことをするなんて信じられない」
といったような感じで使われています。
つまり、見た目が穏やかで大人しい人が何か悪いことをしたときに虫も殺さないというワードがでてきるわけです。
ただ大人しい人が見た目通り、穏やかな生活を送っていれば虫も殺さないというワードはほぼ使われることはないでしょう。
虫も殺さないという言葉自体は相手を褒めるワードなんですが、それを使うときは相手を悪くいう場面に変わる。
実に面白い例えですよね。