願ってもない

【漢字】願ってもない
【読み】ねがってもない
【意味】願っても叶いそうにない事が運良く起こる。
【例文1】彼女に会えるなんて願ってもない絶好のチャンスが訪れた。
【例文2】願ってもない条件がぴったり合う男性に出会えた。
【例文3】願ってもない大企業に就職が決まる。

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「願ってもない」とは

願ってもないとは、「願っても実現しそうにないことが、願い通りになってありがたい」という意味です。願ってもないが使われる状況は、二つあります。まず一つ目は、ずっと願ってきたことが実現したということです。もう一つは、思いがけず好都合の事態になったということです。一つ目は喜びの度合いが途方もなく大きいという点がポイントです。二つ目は事前に予想していなかった好都合とか絶好のチャンスといった感じがあるのがポイントです。
一つ目の類語としては、願ったりかなったりの、理想どおり申し分のないなどがあげられます。二つ目の類語としては、絶好の、格好の、うまい具合の、当都合のなどです。
途方もなく大きい喜びに使われる「願ってもない」は、それまで希望してきたこと、夢に見てきたこと、追い求めてきたことが実現したということです。使われる事例としては、会社で長年希望してきた異動先への異動が実現したとか、オリンピック出場を目指して長年頑張ってきた選手がそれを実現させた場合などがあげられるでしょう。予想していなかった場合の事例は、親が外出しているからテレビゲームを長時間できるとか、ドラマや映画で泥棒が侵入した際に、しめしめぐっすり眠っているという場合です。
願ってもないと「ない」という否定語がつきますが、これはポジションな意味合いであることが面白い言葉です。