物ともしない

【漢字】物ともしない
【読み】ものともしない
【意味】どんな困難であろうとめげずに突き進む姿勢。
【例文1】たちの悪い連中に物ともしないで立ち向かう勇士。
【例文2】物ともしない姿勢に惚れた。
【例文3】物ともしないで意見する。

物ともしないをテーマにした記事

相手を物ともしない強さ!

将棋界の新しいスターが誕生しました。デビュー戦から連勝記録を伸ばし続けて単独一位まで上り詰めました。しかも中学生14歳というから驚きです。さらにその言動がすごくいい意味で大人びていて、昭和の雰囲気が漂っている感じがします。中学生でこんな難しい言葉を使うのかと感心します。そして一戦ごとに注目が集まり将棋の対局もカメラに囲まれて大変なことになっています。心理戦でもあるのにこんなに外野が騒がしいのはなんか気の毒な気がします。しかし周りの加熱ぶりを物ともしない落ち着きを見せているあたり、彼は本当に大物だなと思います。物ともしないに使われているこの物ってどういう意味でしょうか?物ともしないのなら何にするの?と突っ込みを入れたくなってしまうような慣用句です。しかし金に物言わせる、物は試し、物は言い様、物になるなど非常に抽象的な言葉であるがために慣用句に沢山使われる言葉でもあります。物自体は何の映像も持たない言葉で慣用句の中に入って初めて意味をもつそんな不思議な言葉です。
藤井聡太君の話しに戻すと、彼の将棋の強さはまさに終盤にあります。しかしまだその力を発揮出すまでの対局はないそうで、今までのところ相手を物ともしない圧勝が続いているそうです。それを聞くとこれからがますます楽しみになってきますね。

何があっても物ともしない姿勢

物ともしないとは困難な状況でも諦めない精神を言います。
私は結構困難な状況に陥るまでの経験はありませんが、やり遂げる自信はないです。苦労することが嫌いですから。
物ともしないというとアスリート選手がそうではないでしょうか。私たちがテレビで見て活躍する選手は当たり前のように強い・すごいとか思っていますけど、よく考えたら一流のアスリートになるまでの道のりは並大抵のことではないでしょう。本当に尊敬します。
私の経験はございませんので知り合いの体験をお話します。
友人は中学を卒業して家業の工務店に就きました。親子2代で現場を飛び回っています。親父さんは昔堅気の人で現場は見て覚えろという人だったらしいです。とはいえ16歳で初めて職に就いた彼も初心者です。何が何だかわからず、見よう手真似でもすぐに習得できる作業ではありません。聞いても教えてくれるわけではないらしく、自分で判断するとミスをして大目玉を食らう毎日にうんざりしていたそうです。しかし、彼はいつか見返してやるとがんばり、1年経ってようやく怒られる事が減ってきたと少し喜んでいました。次は褒めれれたいと意気込んでいます。