渡りに船
【漢字】渡りに船
【読み】わたりにふね
【意味】何かに困っている時、ちょうど都合がよくなること。
【例文1】引っ越しの際に出た不用品を、友人が引き取りたいとまさに渡りに船。
【例文2】子ども服がタンスに収まりきれない時に渡りに船でお下がりをやる。
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まさに渡りに船だと思えた時
物事を行う時はタイミングが重要です。
タイミングが良いと渡りに船で、いろいろなことが良いタイミングでやってきます。
世の中にはいくら努力しても報われないことと、それほど努力しなくても上手くいくことがあります。
後者の場合はやはり良いご縁のあることだと思うので、感謝しながらやっていきたいものです。
かなり前になりますが、私は外国語を勉強していた時、ふとその国に行ってみたくなりました。
ヨーロッパだったので旅行するには費用も時間も必要です。
もちろん語学力も必要です。
その時、なぜか渡りに船で、何気に話したことがトントン拍子に進んでいき、順調に計画通りに事が進んでいきました。
私は今まで物事がスムーズに行ったことがあまりなく、挫折の連続でした。
しかし、この時ばかりは物事がものすごく順調に行き、周りの人の協力も得られました。
今思えばタイミングが良かったのだと思います。
まさに渡りに船とはこのようなことを言うのだと思いました。
いつもこのように物事がうまくいくとは限りませんし、どちらかといえば上手くいかないことも多いかもしれません。
しかし、上手くいく時は上手くいくものだと思うことも何度かあります。
今後もこういった好機を見逃さずに、チャンスをものにしていきたいと思っています。
渡りに船とは
渡りに船とは、大きな川があって、向こう岸に渡りたいのですが船がなければ渡れません。自分の前には船がありません。どうしようと岸辺に立っていたら、向こう岸から船がやって来たというような状況です。つまり困っているときに願ってもない助けがあったということです。ことわざや慣用句というのは教訓や戒めが多いものですが、この言葉は中々に嬉しい状況です。同じ言葉に地獄に仏というものがありますが、これも同じような意味合いです。
例えば、出掛けようとしていたら雨が降ってきて迷っていると、友人が車で通りかかりました。そこで渡りに船と車に同乗させて貰ったという風に使います。また、非常に困った状態で、もう会社を手放さなくてはいけないような時に、渡りに船の申し出を受けて無事乗り切ることができたというようにも使われます。
しかし、社会生活をしていく上で、いつも渡りに船とばかりに誰かにおんぶに抱っこをしてもらっていては、そのうち誰にも相手にされなくなります。渡りに船は、本当に困ってにっちもさっちもいかないときにだけ乗るようにしましょう。とにかく、まずは自分でできるところまでは、やってみることが一番大切なことなのです。そんな場合にだけ、船がやってくるのかもしれません。