座して食らえば山も空し

【漢字】座して食らえば山も空し
【読み】ざしてくらえばやまもむなし
【意味】働かず楽をしていれば、山のような財産もやがてなくなるという戒め。
【例文1】賭け事に勝って座して食らえば山も空しの暮らしだ。
【例文2】大金を手にして豪遊した結果、座して食らえば山も空しだ。
【例文3】座して食らえば山も空しになるのは当然だ。

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座して食らえば山も空しと言ってみたい

そもそも、座して食うことが出来るほどの資産・貯蓄がありません。
座して食らえば山も空しというより、座して働けど山のような書類だし。
座して食らうが、働かずに生活するということで、山も空しが山のような財産もすぐなくなるという意味なのは知っています。
それでも「座して」の部分は、一日中デスクワークに従事する人間からすれば見逃すことが出来ない重要項目です。
時に単純作業、時に書類の添削、時に発注伝票の記入と自分の机から離れる瞬間などほとんどありません。
視界はディスプレイに固定され、足・尻・腕が床・椅子・机に貼り付けられたような姿勢でひたすら作業。
無口な上司に、無言の職場、環境に慣れない頃には自分はここで何をしているのかと哲学的に呆けることもありました。
今では仕事中はパソコンの入力装置の一部と化して働き続けることが出来るようになりました。
それでも仕事が終われば、身体の疲れをいやでも実感せずにいられません。
ことさらに贅沢な生活でなくていいから、働かずに食っていける方法などないかと考えてしまいますが、それこそまさに贅沢というものです。
下手の考え休むに似たり、本当に休むためには何も考えずに働いて仕事を終えることが一番のようです。