高嶺(根)の花

【漢字】高嶺(根)の花
【読み】たかねのはな
【意味】遠くから見ているだけで憧れの存在をいう。高価な物や美しい人に対して使うことが多い。
【例文1】彼女に告白するなんて高根の花だよ。
【例文2】高根の花的存在。
【例文3】別荘なんて高根の花だ。

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これは高嶺(根)の花なのか?

私は昔から、例えば小学生の時なら学校の先生とか、中学校の時は部活の顧問の先生とかに憧れがあり、お付き合いしたいなーとませていたガキでした。
私は精神の病気を患っていて、昔から自立した生活が出来なくて、今でもアルバイトで生活しています。
生徒なら先生に恋して、病院に通っていたら看護師やスタッフに恋して・・まぁ普通の人でもある感情と思います。
おそらく、普通の人生を送っていたらそういうシチュエーションなら告白したりしてると思いますが、やはり自分に自信がないので、自分には高嶺の花と思い、諦めます。
スタッフって表面では優しく接してても私生活には患者には関与されたくないと思ってると考えてます。
しかし、自分の性格?なのかそういう人ばかり気になります。
いま、アルバイトは通院してる病院の施設の設備の修理をしていますが、スタッフさんばかり目がいきます。高嶺の花なのに。
みんな曰く、「〇〇さん(私の事)は高嶺の花を求めなかったら普通に彼女できるのに・・」とよく言われます。
精神の病気で長期入院していたのにアルバイトまでできるぐらいの人なら、普通なら彼女ぐらいはできるのにと言われますが、私は何故か高嶺の花を求めます。
今日も年下のあのスタッフさんとお話したいなーとか考えてアルバイトに通っています。

高根の花的存在で誰も告白しませんでした

私が住んでいるのは田舎で、中学もその田舎の学校に通っていました。
田舎なだけに通っている生徒はみな田舎丸出しの顔をしていて、私もその中の一人でした。時期外れのこんな田舎の学校に、場違い的な女の子が転校してきたのです。彼女は私たち田舎者とは違い、高貴な顔立ちをしていて、都会のオーラを振りまいていました。
全校生徒の話題が転校生のことばかりです。
彼女が転校して来てから彼女の周りには女子全員が興味津津で話をしています。男子生徒にも、全然気取った感じはなく、誰にでも笑顔で答えてくれたのです。
外見も性格も良い彼女でしたから、男子生徒からの憧れの的となりました。
男性生徒は他の女子生徒なんかには目もくれませんでした。
こうなると誰か彼女に告白をする者が出てきそうですが、私の知る限りではそのような男子生徒は一人もいなかったです。
高根の花的存在である彼女のオーラがあったので、告白する勇気が誰も出せなかったようです。
結局彼女が卒業するまで告白する者はおらず、彼女は卒業してまたどこかへ行ってしまいました。

高嶺の花

高嶺の花の高嶺は高い山の峰の事でその花という事から、ただ眺めているだけで手に取る事が出来ない、自分の手の届かない人や地位だったり物事に対して羨望と諦めの交えた気持ちを表現した言葉です。若い頃は人に感じる事が多かったです。世の中には本当にお世辞抜きで綺麗だと思う人がいます。初めてそういう経験をしたのは他校の女の子でした。部活動の共同練習で話かけてくれたのですが、可愛い過ぎてずっと顔を見続けてしまったのを覚えています。また街を歩いてるだけでも綺麗だなぁと思う女性が多いと思います。同性ですがそういう方とすれ違うと身構えるというか1歩引きたくなる感覚に陥ります。異性に対してはあまり感じないので、やはり自分の欲望の中に綺麗になりたいという想いがあるから高嶺の花の対象になってるのかなと感じます。とは言え、段々と年を重ねると心に思う望みも変わってくるものです。穏やかに暮らしたいとか皆が無事に今日を過ごせるようにとか自分以外への関心が強くなってからは綺麗な人を見ても、ああ綺麗だなー位でそれ以上に羨ましいとかの感情が遠ざかっていきました。でも綺麗事という訳でもなく、今は安定の収入を求めるようになったので、テレビで豪邸に住んでいるのを観たりすると培ってきた苦労があったんだろうと思いつつ羨ましいなと思ってしまいます。