拍手喝采
【漢字】拍手喝采
【読み】はくしゅかっさい
【意味】拍手して褒める称える。
【例文1】演奏終了後も拍手喝采が鳴りやまない。
【例文2】新婦の感動的な手紙に列席者が拍手喝采。
【例文3】感動的なスピーチで拍手喝采。
拍手喝采をテーマにした記事
拍手喝采とは
よく耳にする「拍手喝采」ですが、この四文字熟語は具体的にはどういう意味でどう使うかご存知でしょうか?何となく拍手が凄いと言う程度の認識の方が多いかと思います。「拍手」は手を打ち鳴らす意味なのはご存知だと思いますが、「喝采」はどっと褒め讃えることを意味しているのです。実際の意味は「手を打ち鳴らしながら大声で褒め讃えること」です。オペラ座などで演目が終わった後に観客が盛大な拍手と共に「ブラボー!」と声をかけているのは文字通り拍手喝采と言えます。使い方としては「幕が下りても拍手喝采は鳴り止まず、演者達は何度もカーテンコールで観客に応えました」「空港では帰国したメダリストを大勢のファンが拍手喝采で迎えた」などで使うことが出来ます。実際に褒め讃える事ではなく使う時は「そんな規則が決まったとしてもお役人だけが拍手喝采するだけだよ」などと使うことも出来ます。
多くの一般人は日常生活ではなかなか拍手喝采を浴びる機会はありませんが、送る側であれば劇場や協議会、コンサートなどで可能です。機会がある時に拍手喝采の意味を少し思いだしていただければと思います。そして出来れば人生の中で何回かは拍手喝采をして貰える側に立ちたいものですね。
無事に拍手喝采!我が子のピアノコンテスト
私の娘は幼少期からピアノを習っています。ピアノを弾くことがとても楽しくて仕方ない様子で暇さえあればピアノの練習に励んでいました。
お陰でメキメキと上達し、レッスンの階級もどんどん上がっていきました。
小学6年生になった時に、東京の銀座の素敵なホールで行われる大きなコンテストに出場できるチャンスが巡ってきました。
娘はとても張り切って練習を重ね、出場者を決める審査に挑みました。ピアノ教室の先生からはとてもライバルが多いので選ばれるのは難しいかもしれないと言われていたので、半ば諦めていましたが、無事に選んでいただけました。もちろん娘は大喜びです。
コンテストまで半年ほどありましたが、とても難しい曲に挑戦することになったので半年あっても時間が足りないほどでしたが、一生懸命練習し、あっという間に本番の日を迎えました。
当日会場に着くと、今までの発表会とは段違いの豪華で素敵なホールです。娘の顔が一気にこわばりました。緊張してしまったのです。
自分の出番が近づくと娘の顔色はますます白くなり緊張でいっぱいの様子でしたが、娘を信じて見守ることにしました。
自分の出番が来て舞台に上がるとなぜか娘は急にリラックスした表情に変わり、ノーミスで難曲を弾ききったのです。とても感動しました。
満員の会場のお客さんからも拍手喝采をもらい、娘は最後ニコニコ顔であいさつを終えました。