節を折る

【漢字】節を折る
【読み】せつをおる
【意味】自分の主張を曲げて人に従う。
【例文1】反論意見が多かったが、やっと彼も節を折る。
【例文2】年長者の意見に説を折る。
【例文3】恐妻家の妻に説を折る。

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ルールにや上司の指示に疑問

社会において、特に会社勤めの方なら会社のルールや上司の指示に嫌々従っている方が多いのではないでしょうか。「節を折る」という言葉がありますが、自分の意志を曲げて人に従うことを意味します。この言葉の意味を考えた時に、私たちの生きている社会は「節を折る」ことで成り立っているのではないかと感じるのです。
人間関係もそうですが、ルールに従うことで生活が豊かになったり自分の身を守れることもあります。例えそれが嫌々でも、皆が従っているのなら仲間外れにされたり、酷い目に合うことだってあるのです。
日本では相手の行動に合わせることが美徳にされる傾向が根強く存在します。皆と同じ考えだと気分が落ち着きますし、誰にも厳しく咎められませんよね。会社で一生懸命働いている方の多くはルールにや上司の指示に疑問を感じながらも「節を折る」考えを持っていると思います。
自分の志や意思を曲げてまで従うことは正直辛いことです。しかし、そうしなければ生きづらい世の中でもありますね。世間が「節を折る」ことを推奨していても、自分の意志を持つことは大切なことです。最後に重要となるのは忠誠心よりも、自分がどう考えて生きていくかだと思うのです。